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本書を読み終えて、あ、なんだか作風が変わってきたなぁ〜と思った。作風よりも主人公である女私立探偵・キンジーが変わってきたからだろうと思う。上手に年をシリーズの中でとらせているから、大人の女性として成長するキンジーの姿が微笑ましい。本書では人探しの仕事を請負いながらも、以前に逮捕に協力した服役囚から逆恨みをかい、プロの殺し屋を雇いキンジーの命が狙われるということが同時に起きる。緊張感がある作品だった。その中、キンジーに男を紹介しようとするヴェラのエピソードや、キンジーが雇ったマッチョな私立探偵でボディーガードのディーツとの間に芽生え出した恋愛などが違う味をだしていて楽しく読ませている。本書の事件に関しても興味深く読めた。さてと、次は「H」を読まなきゃ〜。
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オトナのテイストあふれるミステリー。
依頼はなんてことはないのですが、
なぜか同時にキンジーの命が狙われるので、
いろいろな意味でハラハラ、ドキドキとします。
ロマンスの要素もちりばめられており、
贅沢ではあるのですが、
犯人のところの描写が甘いのが
目立ちました。
でも、ワクワク感があるので
まあ、よしとしましょう。
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学生時代に読んでたシリーズの続きを読みたいけれど、どこまで読んだか忘れちゃったんで、この際、最初から読み直してみよう!のキンジー・ミルホーンシリーズ7冊目・「G」。
もう20年以上前に読んだ筈なのに、この「G」は、あらすじをあらかた覚えてました。
当時、どれだけ熱中して読んだかがわかります(笑)。
そして、あらすじを知っているのに、読んでて面白かった。
ぶっちぎりの面白さです。
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今回もドキドキしました!探偵依頼はわりと簡単な仕事だと思ってたのにこんなことが隠されてたとは。そしてなんだかお似合いの彼氏も出来て良かった☆また出てくるといいなぁ☆このシリーズ大好き☆
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探偵キンジー7作目。
消息不明の母親を連れて帰ることを依頼されるキンジー。
その途中で、逆恨みで命を狙われていることがわかり、
護衛に私立探偵をを頼み、珍しく二人で行動する。
結局母親を亡くした依頼主は、
遺品の子供用コーヒーカップを見て発作を起こす…。
でも今回のハイライトは、
爆弾で吹き飛ばされたキンジーのアパートの再建。
建物だけでなくて、内装やファブリック、石鹸まで用意してくれた
ヘンリーの愛情が感じられて、とても良かった。
気難しいレストランオーナーにはめられて、
バースデーパーティーをサプライズで用意されたり、
数少ない友人の恋模様に口を挟んだりと、
キンジーのプライベートが垣間見られてのも良かった。
コンパクトで機能的な部屋、
ロイヤルブルーのソファ、
海が見えるバスタブ。
本当に素敵な部屋だ。