標本箱 日記篇 みんなのレビュー

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投稿者：ぐりぐら　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　異次元世界からの糸のほつれを発見しては，不思議な出来事や物体を発見して研究しているフープ博士。この本は、博士の波乱万丈な毎日を日記形式で紹介しています。
　異次元世界のことですからなにが起こっても不思議ではない、いわば“何でもあり！”なわけです。真夏の夜に出てきたオバケを、あんまり暑くて寝苦しかったのでトコロテンにして博士が食べてしまった日があれば、うたたねしてラクダに乗って砂漠を旅していたら月面のクレーターをさまよっていたり。夢いっぱいの幻想的な世界です。一日ぶんの日記はほんのわずかな事しか書いていないのですが，一冊の本を作れそうなくらい粒よりのハプニングがそろっています。
　親子で一日ぶんずつ読んでお話をふくらませ、想像の世界を一緒に旅するのも楽しいひとときです。ファンのかたにはおなじみの、ロボットのランスロット君も登場していますよ。