投稿元:
レビューを見る
数十年前に、限りなく透明に近いブルーを読んだまま、久しぶりに読んだ村上龍の作品でした。
内容はともかく、こんな文章を書く人だったかなぁと少々がっかりでした。女性の発言に句読点がなく、つらつらと長いのは狙いなんですよね。。。
内容を知らずに、電車で読もうと思って図書館で借りたけど、無理です。レディコミを通勤電車で読むようなモノです。
唯一の評価は、装丁が綺麗。
投稿元:
レビューを見る
ずーっと家で眠ってたのをなぜか今読んだ。
今というタイミングに意味がある、と今なら考えられる。
「ー彼女たちが捜しているものが、既に失われて二度と戻ってこないものではなく、これからの人類に不可欠でいずれそれは希望に変化するものなのだ―」(あとがきより)
だそうです。
当時(1888年)はバブルの真っ最中で、身体を離れ観念化された欲望が蔓延した時代、
どれほど逸脱した性衝動を描写しても、最終的にそれを引き受けるのは身体でしかない。
今はバブルとは違う意味で身体性が希薄になった時代だが、
人類に希望が見出せるかどうかはわからない。
投稿元:
レビューを見る
(1992.03.20読了)(1991.11.20購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
風俗嬢…。高層ホテルの窓ガラスに裸の胸を押しつけ、トパーズの指輪を見つめ、大理石のロビーを彼女たちは行く。そして、都市の光景を、サディズムとマゾヒズムの接点を行き交いながら感じる。この瞬間にも東京と混じり、そして疾走する女たちを村上龍はとらえた。衝撃の大ベストセラー、ついに文庫化。
投稿元:
レビューを見る
高校の頃、今から16年ほど前に読んだ。
そのうち読み直そう。
ただ、龍らしく、
希望の見出し方、儚さ、
そこにある日常と、その閉塞が描かれていたと、
記憶している。
投稿元:
レビューを見る
20年以上前に読んだ、コインロッカーベイビーズ以来の村上龍作品。
以前から気になりつつも、読んでいなかった作品です。
アブノーマルな世界、嫌いではありませんが
読み終わって、正直ベストセラーになったの?
ってな感想です。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに村上龍を読んだ。
句点がほとんどなく、ずらずらと続く文章が、話に合っているような気がする。
登場する女の子たちが1人称で語るスタイルの話が多いのだが、1人称なのに他人のようなのだ。
そのせいで、過激でアブノーマルな世界が淡々と広がっていく。
投稿元:
レビューを見る
なんだろう。これは。
やたらスパイスの効いた、それも少しずつ違う味の濃厚スープをわんこそばの様に次から次に飲まされた気分。
キツい、かなりキツいぞ。これは。
投稿元:
レビューを見る
最初余りにも読み難いので挫折しそうになったが何とか読み切った
余りにもエログロで笑うしかなかった作品
何故評価されてるのかわからない
投稿元:
レビューを見る
変態プレイを生業とするコールガールたちを描いたこの手の風俗小説は
バブル時代の日本において
唯一成立しえたプロレタリア文学のありようと言えるだろう
人間としてのプライドを「プレイ」の中に放棄し
そうやってカネを稼ぐ彼女らの存在は
むしろ男たちのルサンチマンを刺激する
そのように粗末に扱えるほどのプライドを、彼女たちは
まだ持っているのだと
少なくとも、男たちにはそう見えてしまうんだ
好景気に依存してはしゃぎまわるうちに
いつのまにか、自分の本当の望みも見失ってしまった
そんな彼らにとって娼婦というものは
愛と憎しみ、嫉妬と羨望、甘えと逆恨み、発達と退行
あるいは、恐怖と快楽…などといったような
逆説にみちみちた自己の投影でもあったわけだ
それは、乳飲み子だったころ、母親との濃密な関係性において実現した
全能性へのノスタルジーとも言えるだろう
これらの作品から「五分後の世界」へとつながっていくことは
今にして思えば、自然な物語だった
投稿元:
レビューを見る
文の構成などを見ながらこれは狙いなのかと感じるんですが・・・う~ん、イラッとするなぁ。この作品。
二十数年ぶりに引っ越しの片付けの最中に発見!!当時かなり話題であったのですがどうしても合わずに挫折したもののひとつです。今回読了するもやっぱだめでした。
投稿元:
レビューを見る
パンチを効かせに効かせた村上龍ワールド。
やっぱり文体の癖が強くって、でもそれが村上龍らしくって、主人公たちのぼんやりと見える正気ではない感じ。私は好きです。
投稿元:
レビューを見る
えーっと、ごめん。
何でこの作者がこの本、書いたのか、俺には理解できん……orz
えーっとね。基本、風俗に勤める女の人の話なんですよ。
でね。まぁ、そこまでだったらいいんですけど……。
それがさぁ……普通に……。
えすえむ、らしいです。
ちょっと待って、それってどうなの? と思わずにいられない……(爆)
だって、普通にエロいよ……(死)
電車の中では読めない程度に……。
男の人が女の人のこういうこと、エロじゃなくて、書くのってどうなんだろう……。
どんな気持ちなんだろう……?
と、頭を抱えてしまいたくなる。
もう、二度と読まないと思う(苦笑)
投稿元:
レビューを見る
現在よりずっと不便で貧富の差が明確でどこか酔っ払っていたような時代。
赤坂の高層ホテルの一室
SとMの曖昧な接合部
何かの証のようにトパーズを欲しがった女。
ここで描かれる高級クラブのSMは肉体的にも繋がらないし、連動したり急に遮断したり、ピリピリしたものを感じて安らぎから最も遠い。
でも純粋な愛情があるように純粋な性欲もあって
純粋さが一番素晴らしいものだとは言わないけども稀少なもので
この背徳の距離が欲しくて大金を払って買う人がいる。
写真で見てみたトパーズの指輪はどれも大きな石がゴージャスで、どこか柔らかいような不思議な色をしていた。
投稿元:
レビューを見る
私は風俗で働く学生である。
デリヘルも増え、今時風俗で働いたりそれ以外でもパパ活とは名ばかりの援交に手を染める女性は多いと思う。
読んでいて心地よい壊れた世界観、風俗客に触れられただけで普通の幸福からの孤立やあったはずの幸福が壊れる瞬間をたくさん垣間見れます。
それなのに、女は傷を負い歪んだ体のままどうしようもなくおまんこ濡らして犯される。
SとかMとか、ウンザリしました。
なんでもビジネスになる時代。その影にいつも風俗産業。
気が狂わないように、鏡を見ても自分が誰か何か分からなくならないように
目的を持って働かないと、判断力鈍くなってロクな死に方しないと感じました。
投稿元:
レビューを見る
出てくる高層ホテルはパークハイアットかな?
何人かのSMのコールガールの話。
回りになかなかいない、もしくは内緒にしてる?
ので、知らない話が読めて良かった!
どうやって取材していったのかが気になる。