ことばのブリキ缶 みんなのレビュー

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投稿者：まゆこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　長野まゆみ氏の作品は、その言語感覚の独自性が特徴である．旧漢字にカタカナで独自のルビを振るというのが長野流である．こどもの頃から、気に入った漢字をノートに書きつけて、独自の辞書を作っていたというから、作家になる人はやはり凡人とは違うものだと、驚かされる．
　その長野氏の、ことばに対する「こだわり」をエッセイ調に語った本書は、長野まゆみを愛する人にとって必見である．またファンでなくとも、小説家を志す人、或は作家志望でなくとも文章を書くことにこだわりを持つ人にとって、大変参考になるだろう．
　また、女子美術大学でデザインを専攻していたという長野氏自身によるイラストレーションが愛らしく、眺めるだけでもとても楽しめる．
　

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投稿者：カノン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　長野まゆみ氏の作品に登場するさまざまな独特の言葉に込められた意味。不思議な世界へと引き込む言葉の断片。