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『美女と野獣』はディズニーでしかみたことがなく、しかもディズニーが生みだしたもの、とばかり考えていたため、原作があったことにまず驚きました。
そして、こういう“原作”はたいてい、グリム童話等々と同じくグロかったり凄惨だったりするのですが、これはとくにそういったことはなく、ただ独特の言い回しが多いのでこどもには読みづらいだろうな、くらいの書きかたでした。
思ったよりもさらりと読め、外見ばかりみるのではなく、内面を磨かなければならない、ということを教えられる一冊です。此れは、永遠のテーマなのではないでしょうか。
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女の子も、元オンナノコも・・・1度は通過する世界。表題『美女と野獣』も然ることながら、教訓物語にして恋愛ストーリーのお約束『美しい娘と醜い娘』をイチオシします!!
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美女と野獣、絵本とかディズニーのアニメとか、全部スルーして来てしまったので気になって。
面白かった!
美女と野獣以外でも王妃になった娘と農婦になった娘、とか二人の王子様とか好きだな。
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仮定。(1)ディズニーの「美女と野獣」を知っている。(2)コクトーによるモノクロ映画を観たことがある。(3)このボーモン夫人の著を読んだことがある。おそらく、いずれが欠けても「違う私」になっていただろう。
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中々良かった。読みやすいし、話も教訓的だけど、魅力的にかかれてる。王子様とか貴族話が好きなのね、夫人。特に2人の王子の話が初っ端から衝撃的でぐいぐい引き込まれる。
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小さい頃、母親からこれを読んで勉強しなさい、といわれた。
それからというもの、何かあるたびにこれを読みます。
いくつになっても、読みたくなる本。
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教訓がこれでもかというくらい出てきます!よい子のための教訓本です。あとがき(解説?)で述べられていたフランスの北、南による想像力の優劣は興味深いです。
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たまたま見つけて。
はじめ読んだ印象として、童話というより寓話で、夫人の考える教育理念がむき出しになって現れていて、アンデルセンのような子どもと同じ世界を共有できるやさしいまなざしのものではないと感じた。まるで子どもに説教している感じ。
あとがきを読んで驚いたが、夫人の童話は教育雑誌に掲載されたものの一部であって、子どもの短所を対話の中で指摘するために使われたものであるという。
そのように考えると、やたら育て方などを強調してお行儀よくしなさいと言わんばかりの語りは納得がいく。
こうしたあとがきを踏まえるのなら、翻訳はもっと工夫する必要があったのではないだろうか。百歩譲って仙女はいいとして、デラックスなお屋敷はいくらなんでもひどすぎやしないか。王女とプリンセスの訳の使い分けもよくわからない。
また、あとがきでは土地柄の性質について触れ、南は自由な想像を許さないとあったが、飛躍的であれば自由に想像できるわけではない。論理的であればその自由が制限されるわけでもない。想像は読むその人にゆだねられているのだから、盲めっぽう書き手が好きなように書けば、読み手はそれについていけなくなる。それが想像の自由なのか。そしたらなぜ書いて出版する。
夫人の作品は自由な発想を許すものではない。ひとえに子どもを善くするために書かれたものだ。どこに自由がある。その文脈をはずしてこうやって取り上げるのは、夫人に対して失礼だ。有名作品の原作だからというただそれだけで出版しないでほしかった。
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青空文庫でヴィルヌーヴ夫人著『ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)』を。映画を見て原作を確認したかった。クリストフ・ガンズ監督の『美女と野獣』は概ねこの原作通りだったが、呪いをかけたのは意地悪な妖女ではなく森の神にしてあった。娘である森の精が人間に姿を変え王子と結婚し、鹿の姿の時に王子に射殺されたのを怒って王子を野獣の姿に変えたというストーリーはなかなか良かったが、その後ベルと心を通わせる過程が唐突だったように思う。
このお話は「人は姿より内面だ」と説いているように見えるが、どっこいベルは美し姫と呼ばれる絶世の美女なので、やはり女は美しさ第一のようであるよ。まあ心も素直で善い娘と書いてはあるけどね。
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姉の旦那酷いなーというのと、なんで野獣になったのかさっぱりである。
しかし1か月間毎晩野獣から結婚してくれって言われるのって……かなりなトラウマになりそうな体験だよね。想像すると怖い。
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この本は短編集で、王子、王女、王様、王女などが主人公になった話が沢山ある。とてもためになる本で、づ徳の本である。日本の昔話みたいに教訓が書いてある。教育、自己啓発にはとても役に立ちとても読みやすい。
美しい女性は、目先のきれいさにとらわれて、知恵を得るド六をお子達勝ち。幸せ、不幸せは本人の気持ち次第。自尊心を捨てて自分の欠点を治す。
不幸に見えることが幸せの種になることがある。
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美女と野獣は、短編だったんだっていう驚き。
そして最後のほうに載っていた「3つの願い」は、ちいさいときに読んだマザーグースに 豚ちゃんのイラストで入ってました。意外でした。
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本家本元の美女と野獣を楽しみたいならこの本だと思います♪何度読んでも訳が美しくて感動できます。
挿絵もその時代をきちんと反映していて正確です。
ベルも野獣も性格が穏やかでとてもお似合いです。
ディズニーとは出てくる人物も城の様子もいろいろまったく違うので好き嫌いは分かれるかもしれません。
(わたしは美女と野獣作品だったらなんでも大好きです^^)
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非常に道徳的・教育的で、10代のうちに読んでおきたかった。読み進めると自分の欠点はどんなところだろう、どうすれば直せるだろうか、まだ間に合うかなと考えるようになる。
プライドばかり高くて子供な自分にはぴったりの本だった。まだ間に合うかわからないが、人生これから先も長いので、迷った時にはこの本を読みたいと思う。
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ディズニーにより映画化されたタイトルも原作は掌編。教師でもあったボーモン夫人が、子供たちに読ませるための教訓物語の一つとして書かれている。
それにしても全体の教訓臭さがすごい。