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紙の本

そろそろ原文でどうですか?

2007/12/20 22:14

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学校のとき、
円地文子訳で「たけくらべ」を読んだが、
現代語にも関わらず全く何の話かわからず、
解説でやっと「これは少年少女の恋の話だ」
と気付いたのはわたしです。

あれから○年。
まがりなりにも文学部をでて、
美内すずえの「ガラスの仮面」の劇中劇を読んで予習し、
そろそろ原文で、という気持ちでトライしました。

やっぱり時代が時代だけに、お世辞にも読みやすいとはいえない。
教科書でいうと、森鴎外の「舞姫」をもう少し読みにくくした感じ。
中身は、確かによくわかんないのもあったけど、
じゃあ次、よんでみよう、と挑戦させる不思議な魅力だった。
「たけくらべ」はラストがきまってて、
絶賛されたのが頷ける。
他のもラストにむかってぐっと収束される感じがする。

とても有名なことを繰り返しますが、
樋口一葉は、24歳と半年で亡くなった。
貧乏に貧乏を重ねた。
年表をみてください。
「・・・六十円の借金を申し込み、断られる」
もちろん貨幣価値はちがうけれど、五千円なんてとんでもない、生活。

どの小説も、人生になにかしら辛い部分がある人の話である。
ままにならぬ世を生きる人々の話である。
どの結末も
「これが人生なのだ」と言っている。

いま、二十代の若い作家はたくさんいるけれど、
樋口一葉だって同じく二十代なのである。
むかしむかしのお札にのってる偉い人が書いた小説、としてではなく、
二十代の女性が生活と文学に奮闘しながらつくりあげた作品として見てもいいと思う。

ということで、
そろそろ原文でどうですか?

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2010/03/31 20:15

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2015/02/26 00:58

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2017/12/17 13:47

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