紙の本
笑って笑って、、そして泣いてください。
2005/07/25 17:05
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルボロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全ての愛犬家、必読の一冊。
特に大型犬と生活を共にしている方にはハマります。
こんなに優しい本には、めったに巡り合えないですよ。
産経児童出版賞受賞作。
シべリアンハスキーのグレイと絵描き(著者)一家の明るい毎日。グレイに振り回される絵描きの、いや、絵描きを振り回すやんちゃなグレイの話。
絵描きはグレイをネコ可愛がりはしていません。
なのにビンビン伝わってくる自然で深い愛情は、ペットというより家族として接しているからでしょうね。
優しいタッチの挿し絵からも、グレイへの愛は溢れ出ています。
挿し絵だけでも十分楽しめます。
『グレイは人が大好き。飛びつく癖がなかなかなおらない・・・人がくる度に飛びつく。新聞屋さんにシッポをふり、クリーニング屋さんに抱きつき、郵便屋さんにすりより、宅急便屋さんのお尻に鼻を突っ込む』
『一匹の黒い犬が畑を横切っていく。田舎の犬は首輪などついていなくても一日外で遊んだらちゃんと家に帰るらしい。「クロ」「ブラック」などと思いつくままに声をかけてみると、めんどくさそうに振り向いた。「トマレ」「マテ」の合図も聞こえないふりするグレイを思い出す』
この作品はグレイとの楽しい毎日がメインです。
著者のグレイシリーズで、他に『気分はおすわりの日』という作品がありますが、こちらは病気と戦うグレイの話がメイン。
後者は・・・号泣します。
★5つでは評価できない程の作品です。私の稚拙な言葉では評することはできませんでした。併せて読んでみてください。
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ハスキー犬がやってきた!
その名は グレイ。
スケッチとエッセイでつづる、絵描き一家と グレイの日常。
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宝物な一冊です。
いせひでこさんの描くグレイが最高に可愛い。
文庫よりハードカバーで読む方がいいと思う数少ない一冊。
絶対、感動します。
家族がまってるお家に帰りたくなる…かもしれません。
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シベリアンハスキーって昔いっぱい居ましたが、いまは何処に行ってしまったのでしょうか?あの目が綺麗でしたよね。絵がよくて、思わず自分もグレイを飼っているような気分になってしまう本です。絵が良い。
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【グレイがまってるから】 いせひでこさん
建築家の夫と二人の子どもを持つ絵描きの家に
ハスキー犬の一匹の子犬が貰われて来る事になった。
初めて犬を飼う事になった絵描きの家族はまだ見ぬ
子犬を待ちわびてわくわくドキドキ。
そして、ついに子犬が来る日がやってきた。
子ども達が子犬につけた名前は「グレイ」。
かわいらしい無邪気な子犬との生活は想像していた楽しいだけ
のモノではなかった。グレイのおしっこの洗礼を受けなかった
家具は無かったし、何でもかじってボロボロにしてしまう。
来客には喜んで飛びかかる。大型犬なので運動量もハンパ無い。
そして何より北国の犬を日本で飼うというコトは温度の管理にも
気を配らなければならないと言う事だった。
当然、年中クーラーは切らせられない。おかげで絵描きと
その家族は夏でも布団にくるまって寝なければならないのだ。
☆
マイミクさんに教えていただいて借りてきました。
ハスキー犬は飼いたい犬種の中に入っていましたが
簡単ではなさそうです。それでも、アレコレと色んな
犬を飼う想像をする事は楽しいです。
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シベリアンハスキーのグレイとの生活。
グレイを愛する家族のようすが そっと地味にくすっと描かれている。
動物を飼ってる人なら あー、そうそう って思わず言ってしまうような本。
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グレイという名のハスキー犬を飼い始めてからの一年を綴ったエッセーです。
いせひでこさんは絵本などでも知られる画家なので絵もいきいきしてて楽しい。
グレイのしぐさひとつひとつが愛しくなります。
犬を飼っている、飼っていた人はぜひ。
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犬はやっぱり良いよね。飼いたいよね、って思うけど、まぁ結局世話が!って話にはなる。実際田舎で適当に飼う、っていうか半分自由にさせておけるくらいが犬にとっても飼ってる方にとってもベストでちょっとした町じゃ飼うのも飼われるのも絶対ストレスだよなーって思って、まぁぶっちゃけ言い訳して、子どもが飼いたいって言ってもとりあえず無視。
しかし犬の方は実際のところどう思ってるんだろ。この本にあるように、楽し気に、飼い主に忠誠を誓いつつ、日々暮らしているんだろうか。
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いせさんの人柄が伝わってきて、文章も軽快でいっきに読めます。愛犬のグレイに対する愛情が溢れています。
グレイと奮闘する日常の風景が絵とともに優しく描かれていて癒されます。いせさんの圧倒的なデッサン力にも改めて感服します。
私も愛鳥との絵日記が描きたくなりました。
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★ああここにグレイがいたらなと、と思うようになった。(p.158)
▶ハスキー犬のグレイと一家の暮らし。▶スケッチのような絵と文が楽しい。▶図書館の絵本コーナーでない書架でいせひでこさんの名前を見つけて「へぇ」と借りてみました。
■グレイについての簡単なメモ
【犬】かわいいが子育てよりも手間がかかり高くつくかも。特にハスキーは。緊張するとあくびが出るそうだ。
【Sさん】犬の訓練士。もみあげとサングラス。犬といっしょに飼い主の訓練もする。というよりむしろそっちのほうが大切。
【おかあさん】絵描き。ひっこしが趣味で家の中を塗り替えるのが好き。ブルーグレーの色が好き。《私は匂をおいかけているうちに絵描きになったのかもしれない。》p.154
【おとうさん】建築家だが自分の家は持たない。
【雲】おかあさんは空をながめるのが好きで雲の絵ばかりの展覧会をやりたいと思っている。『雲のてんらん会』ありましたね。
【グレイ】ハスキー犬。名前は大Mが決めた。かじるのが趣味。
【グレイの家】風呂の「すのこ」のかたまり。格調高い純和風建築だがグレイ中で眠ろうとせずガリガリかじって破壊しようとしている。
【グレイの家族】「おとうさん」と「おかあさん」とこどもの「大M」と「小M」。
【グレイの好物】かじりやすい、木でできたもの。おかあさんの服。大根の葉。散歩。
【散歩】犬を飼うと立ち止まることが多くなりいろんなものが見え、聴こえるそうだ。
【ジャック】悠然と気品のある犬。
【集会】夜の公園に近所の犬と飼い主たちが集まっていてみんなリードをはなしている。
【小M】子どもその2。
【大M】子どもその1。
【トナカイ】四万十川の木で造られていて庭にいる。グレイの安眠のための番犬をしている。
【ハスキー犬】毅然としてそうやけどテレビなんかで見てるとだいたいアホである。ハスキー犬登録台数はこの本が書かれた時点で日本が世界一なんだとか。たぶんアノ漫画のせいではないかと思われる。