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臆病・小心・卑怯で人を傷つけたくない生活と自負する遠藤氏。
氏は語る。「まずはありのままを自分を直視することから始めろ。」
氏の本はグータラ本も、エッセーも純文学も根底にあるものは一つ。
私を揺さぶらせる。
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歯を食いしばってつらいことでも耐えることだけが努力じゃない、
って書いてあってちょっとほっとした。
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人に嫌われるタイプはたいてい生意気か陰険。
マルクスであろうが、ヘーゲルであろうが、みんな自己嫌悪の時代があったと思う。
マイナスをプラスにすることを憶える。
三流大学だっていいことはたくさんある。見方を変える。
大学なんて一番で入ろうとびりで入ろうと入ってしまえば同じ。
鈴木善幸首相なんて、誰も知らなかったからいつの間にか総理大臣になっちゃった。ライバル達に嫉妬心を起こさせるような秀才だったら総理になるとき、みんなが反対にしたが、三番手だったから誰も反対できなかった。職場でもそんなもの。スキがあるくらいがちょうど良い。
人生には飛躍するときが必ずある。そのときのために蓄えておくものは知識と友人。友人は難しいかもしれないが、知識だけは間違いなく吸収できる。
人生にも必ずマイナス状態がやってくるんだけれど、これをプラスに転化することが、ツキのないときの一番いい方法である。
虚栄心は自負心というポジティブな意味もある。
若いうちに世界を旅しよう。
イギリス人は第二次大戦のときに、食料は不足、物資はない苦しい生活に国民は陥っている、しかし我々はユーモアがある。ユーモアという武器によって困難を乗り越えられる。
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軽快で小粋な小説の中の独白文のようなエッセイ。
ズルいことはイヤだ、誠実であろう、正直であろうと思ってやってきた要領の悪い社会生活を送ってきた実感。あまりにもダメな結果に嫌気が差し、魔が刺されるのを許容してしまうようになる。
いつのまにか嘘ばっかりついてる信念のない大人になっていました。こんな感情表現の推移をわかりやすく言語化し綴ってくれてます。遠藤周作による平易なバイブルです!