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姫野カオルコさんのデビュー作。彼女の作品の中で一番ぶっ飛んでると思う。世の中の理不尽さを、ばしばし斬っていて、読み終わった後、とても爽快になる。
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公共道徳とモラルを当たり前に守ろうとする超能力者ミツコの話。ミツコもかなり、アレだけれども、「ちゃんとしようよー;;」と戦うミツコが面白い。
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私は三子。私立薔薇十字女子大英文科在籍中。ごく普通の大学生だが、ワンレンでラーメンを啜る友達、公衆電話でくだらない長話をする青年、電車の席を占領するアベック、お役所仕事の役人など他人を顧みない言動には盲腸の手術痕が熱くなり、あり得ない事が起こりやっつけてしまう。共感できる事ばかりで胸がスカっとする物語。
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わたしは三子。私立薔薇十字女子大英文科在籍中。 ひとは、わたしをMITSOUKOと 呼ぶ。MITSOUKO、ゲランの名高い香水。
この一節からはじまる物語は痛快。
超能力ですよね。
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女子大生ミツコが不条理に出くわすと盲腸の傷口が痛み始め超常現象を引き起こすというユーモア小説集。どこか著者の実体験が混じっているようで、初期の売れない時代の鬱屈が感じられる。このようなユーモア小説は北杜夫以来だと感じながら、暇つぶしの合間合間に読んだのだがにやにや笑える娯楽作品である。直木賞を受賞して日の目を見るのは、かなり後になる。