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20/5/23
困難は新しい思想にあるのではなく、古い思想からの脱却にある
音楽の、人格と統一し、病を癒す力は根本的なものであり、すべての患者に当てはまる。
ボブ>分裂病>統合>最後「1922年に自殺をしかけたことがあるんです。でもやらなくてよかった。脳炎とかいろいろあったけど、いい人生だった」
「活動しないものは存在しない」ライプニッツ
「ベルナールは正しい。病原には意味がない。「地勢」がすべてだ」パスツール
「事実にもとづくことはなんであれ、ある意味では理論である。現象の背後にひそむあるなにかを求めるのは無意味だ。現象自体が理論なのだから」ゲーテ
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「私は生けるロウソクである。あなたが学ぶために私は燃えてゆく。私の苦しみの光のなかに新しいものがみえてくるだろう」
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人間のからだの不思議、偉大さと生きることの尊さを学んだ。
生命は人間がはかりしれないほど複雑ですばらしいしくみを備えている。
ひとりひとりがそのことをひとときでも意識できる時、戦争や争いがなくなるのではと思う。
驚嘆と感動で胸がいっぱいになった。
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眠り病流行50年後、新薬投与で「めざめ」た患者たち。混乱とトラブルを経て、それぞれの適応に至る。
俳優達の演技に至るプロセスに、プロのすごさを改めて知りました。結果として出来た映画しか見てなかったけれど、賞をとる俳優さんたちって、本当にすごかったんだと。
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精神医学に携わる人の本を幾冊か読みましたが、人の存在意義を問う姿(患者となる人によって、疑問を呼び醒ましたり、答えを発見したり)、人がいかに繊細で不思議であるかを目の当たりにし、生命そのものの大きな謎に向き合う描写がよく見られます。
いかにこの謎が深いものかが伝わってきます。
本書は、映画にもなった表題の人物の他に幾人かの患者に「奇跡の」薬を投与して、その経過を丁寧に綴るとともに、冷静でありながら人々を温かく見つめた人物描写が際立つ一冊です。
薬にまつわる患者の壮絶な様子、薬がもたらす作用の流れと医師独自の精神に対する考察、患者のその後の人生の話、そしてドキュメンタリーと映画についての思い出の話。
人が生きていく上で、何がどんな影響をもたらすかは、一般論は星の数ほどあれど、人間の不思議さにはかないません。
人が生を望む力、人間も生き物も、生命が時間を得ていくことが、いかに得難いものなのかを考えざるを得ない。
誰もの人生が、素晴らしく満ち足りたものであってほしいです。
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493.7-サツ
少し古くなりましたが、「レナードの朝」を書いたオリバー・サックスの一連の著作が翻訳されています。
まだ読んでいない方は映画から入るのがお薦めかも。
現在も入手可能で、その魅力は今も色褪せていません。