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実在した相場師をモデルにしたサクセスストーリー。
サラリーマンとか中小企業の社長さんの好きそうな話と文体。昭和のにおいがぷんぷんします。
副題の「働き一両・考え五両」に一冊が凝縮されている感じです。
全体的に読みやすかったです。
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米問屋の丁稚から独立し、米相場さらには株式相場で成功をおさめた山崎種二をモデルにした小説。相場の本質、市場参加者の画策や心理が手に取るように分かる。何度読み返しても飽きさせない。城山三郎の本を読むきっかけになった書。
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日本的ビジネス小説のパイオニア的存在の城山さんの作。
主人公春山豆二の考え方・行動力がすばらしい。
実在した人物だそうだが、学ぶところがたくさんある。
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山崎種二をモデルにした経済小説。「種二さんはこんな顔だったのかな?」と小説から想像した顔と、テレビで見た種二さんの顔写真がほぼ一緒だったので驚いた。これぞ作家の筆力。
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戦前・戦後を駆け抜けた相場師の話。舞台は古いが分かりやすく痛快である。いつの時代も情報が最も重要。働き一両・考え五両、正確なマーケティングが成功には必要である。
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破天荒な相場師の小説。
相場の仕組みが全然分からない僕でもかなり引き込まれました。
情報を大切にして必ずリスクヘッジをする。
どんな仕事にも通じる肝です。
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知略に富んだ相場の神様、実在の人物を描いた風ですね。勝負に勝つには情報が大事を地で生きた人のようです。ささやかに株をやってる身としてはその考え方も大いに勉強になりました。おおおとこて喧嘩っ早いと書かれているが、冬子さんやお安さんと話すときには「......」が多く、豪快な人柄よりは女性に弱い可愛らしい人物を感じさせ、その人柄に惹かれます。
浮気の話がよく出てくるが、実在人物なのにいいのかな、といらぬ心配をしていまう。
冬子さん、安さんをはじめ、好敵手の面々も味わい深いキャラ満載で最後まで飽きさせません。
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山種証券、そして山種美術館の創始者で、相場師山崎種二をモデルにした小説。波瀾万丈過ぎて、痛快で面白く、映画でも観てる気分で読むのが止まらずあっという間に読了。
主人公の人間像の面白さに加え次々起こる相場の混乱や天災、歴史的事件や戦争。。と言った時代の流れに翻弄されながら生きる姿は想像を超えるものだった。
兜町、茅場町、日本橋、深川。。。と自分に縁のある土地が舞台である上、最初は偽物をつかまされたものの美術品の収集を始め、山種美術館設立に至るところまで描かれており、本当に最後まで面白かった。
主人公もさる事ながら、妻冬子がまた良い。お嬢様育ちならではの天真爛漫、能天気な性格と発言かと思いきや、肝の座った動じない態度、言動で内需の功を大いに発揮しており、主人公が影に日向に助けられこの妻あっての成功と言っても過言ではないと思わせるものもあった。妻に頭が上がらない主人公と妻の会話に思わず笑ってしまうし、妻が夫におねだりする時、どんな突拍子もない要求が出るかと楽しみにしてしまうのも、この小説の面白さの一つだった。