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水の雫=しずくちゃんが旅をする話。水滴、水蒸気、氷、ツララといろいろな所でいろいろな形になる。ポーランドの作家の有名な科学絵本。
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こどものころによんで
水ってこんなに大変なんやなぁと思ったのが印象的
絵のタッチと色使いが好きです
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友達のお家に置いてあった、幼少期の私の憧れの絵本でした。色んな姿に変身するしずくくんが楽しくて面白い。
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1滴のしずくが繰り広げていく冒険ストーリー。水道管の中など、普通の冒険ではありえない場所をするすると通り抜けていくお話は、とっても愉快です。しずくの可愛い表情に注目!!
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村のおばさんのバケツから、ぴしゃんとしずくは旅にでました。現代ポーランド一流作家の手になるとびきりモダンで楽しい絵本です
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学校の図書室で人気のある本なんだとか。知らずに借りてきました。シンプルだけど可愛らしい。こういう本を子供の頃に読んでいたかったです!
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私が保育園の時に読んだ本。
水の循環について書かれた本で、ちょっと「家出のドリッピー」風の内容。
「しずく」の目線からの水の変化の様子が面白い。
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季節の本(梅雨)。6月の「これ読もっ!!」で紹介。手書き文字が親しみやすい。「ドリッピー」のしずくが、アメリカ生まれの自己主張しっかりなキャラクターなのに対して、こちらはポーランド…ほんわかした雰囲気でした。
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物心付く前に買って貰っていまだに大切に取ってある本。
水がどこから来て、どこへ行くのか、すごくワクワクして衝撃的だった記憶があります。
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しずくって、水って面白い!!と子供たちが思える絵本です。
理科に通じるのではないでしょうか。
絵も可愛いし、文字も手書きでいい感じです♪
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5分くらい。
冬に読むといいかな。
村のおばさんのバケツから飛び出したしずく。汚れたのでクリーニング屋さんへ行き、病院へ行き、そして蒸発して雲になり、また雨になって落ちてきた。岩の割れ目に挟まって、凍ったしずくは今度は川へ。そこから水道管に入って、洗濯機の中へ。そして、外でつららになって...。
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私の本なのですが、30年ぶりに読んでも楽しいですね。
絵もとてもかわいいです。
水の蒸発→凍結など、理科の勉強が出来ます。
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研修で紹介する本。
なんか好きになれないんだよねー
しずくとか水に関していいたいなら、
ストーリーにしないで、
写真つきのリアルを
むしろ写真なんていらないから、
リアルを見せたい。
ポップになりすぎててなんかやだ。
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マリア・テルリコフスカにボフダン・ブテンコ、ちょっぴり言いにくい名前だなと思って確認してみたら、ポーランドの絵本でした。子供の頃は、この『しずくのぼうけん』がポーランドという異国(とつくに)の絵本だと思いながら読んではいませんでしたが、その単純化された描線と、明るい空色やビビッドな赤、鮮やかな桃色にレースのコラージュといった、目を愉しませる画面に、日本の絵本とはまた違う雰囲気―――、エキゾティシズムを感じたものでした。
しずくは、自分を「わたし」と呼び、「~~だわ」と女性的な言葉を使っていますが、その容貌からは女の子らしさも男の子らしさも窺うことは出来ません。ティアドロップの形の中に、チョンチョンと附けられたつぶらな眼、その間からたった一本の縦線として真っ直ぐグイッと引きおろされた鼻、口ばかりが0(オー)の形になったり、真横に結ばれたり、口角がキュッと上がったりしながら、しずくの表情と感情の変化に一役買っています。その、顔と体を兼ねたしずくの周りからは、これまたシンプルな線だけの手足がにょきっと生えていて、まるで私たちが幼稚園児や保育園児だった時分に描いた、顔に直接手足がついた人物画のよう。
そんなしずくが冒険に出るのです。
出発は村のおばさんのバケツから。ぴしゃんと撥ね飛んだ水滴が、このしずくなのでした。しずくは裏庭を走り回るうち、段々汚れてきてしまったので、洗濯屋さんに行くことにします。ところがその洗濯屋さんはドライクリーニング専門だったらしく、店先のおばさんたちが「しずくなのに乾いてしまうわよ」と忠告してくれるのです。
しずくは洗濯を諦めて病院に向かいますが、彼女(?)を顕微鏡で覗き、ばい菌でいっぱいになっていることを確認したお医者さんは、しずくに煮沸消毒を勧めるのでした。グラグラ煮られるのはまっぴらごめんと、その場から逃げ出したしずくは、早くも汚い水の中にはまってしまいます。
ここから、この絵本に触れる子供達にも解かりやすい「水の三態」が語られます。
泥水にはまってしまったしずくは、照りつけるお日様の力によって目に見えない状態となり、どんどん空へと昇っていくのです。すると次の頁には、背中にしずくの仲間達をたくさん乗せた黒々と広がった雲が現れて、早くもしずくの仲間達を幾粒も振り落としているではありませんか。主人公のしずくも例外ではありません。
「くもさん どうぞ おいださないで わたしは ここに すみたいの そらの うえは すてきだわ!」
と、しずくは空に留まれるよう、黒雲に懇願しますが当の黒雲はにべもなく一蹴してしまいます。
「さあ さあ ふるんだ ふるんだ! わがまま いっては いかん あめに なって ふるんだ!」
黒雲に落とされたしずくは岩の割れ目に落ち、抜け出ることが出来なくなってしまいます。しずくは、自分の一生がここで終わると嘆くのですが、夜になると状況が一変。冷たい冷たい外気の中でしずくは氷のかけらになって…。体積の大きくなったしずくは、とうとう岩を破壊したのでした。
「わたしは ダイナマイトかも しれない�� ばくはしたのよ いわを こなごなにしたのよ!」
そうして、岩の割れ目から無事脱出できたしずくは、朝の太陽の熱で再び水に戻ります。しずくは小川に溶けこみ、小川が集まって広い川となり、魚たちと戯れます。と、そこへ―――。
「きをつけろ! すいどうとりいれぐちだ!」
魚たちが叫んだのでした。
しずくはグングンひっぱられて奇麗に濾過され、家庭の蛇口からポタリと滴り落ちてきます。とそこは洗濯機の中。しずくは下着と一緒にぐるぐると回転させられます。ここにレースのコラージュが施されていて、今となっては素朴に見える演出と印刷技術とに、かつては子供だった私が紛れもなく大人になっていることへの感慨なども湧いてくるのです。
下着はストーブが焚かれる部屋で干されるようです。その下着にくっついたままのしずくは、またも脱出を試みます。
「ストーブさん どんどん もえてください そしたら わたし じょうきになって へやの すきまから にげだすの」
するとたちまち、しずくは蒸気となって屋外に出て、冬の外気で冷やされて水滴に戻ります。ところが今度は水滴のままではいられません。凍えるような外気に触れたことで、しずくは大きなつららの一部となったのです。つららはこうして、暖かな春が巡ってくるのを気長に待つことにしました。
待ち望んだ春が来て、ぽたりぽたりとしずくが滴る頃になったら、新たな旅が始まることでしょう。
この『しずくのぼうけん』が福音館書店から発行されたのは一九六九年のことでした。私が所有している版は一九八一年のもの。どちらにしても、もうかなり昔の絵本なので、この作品を読んでいる子は極めて少ないのではないかと考えていたところ、一昨年の夏頃、嬉しい出会いがありました。
それは、私の妹が初めてのお産を控えて里帰りし、こちらの産婦人病院に通うようになった時期のこと。付き添いと好奇心から妹の定期健診に付いて行くと、その産婦人病院の待合スペースに、この『しずくのぼうけん』が置いてあったのです。弟か妹の誕生を待ちわびている小さいお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが、病院というちょっと緊張してしまう場所で、ドキドキを鎮めながら読んでいるものなのでしょう。
私が三十年近く前に読んだ絵本を、今の子供たちも目にしているんだと思うと、時の経過が長いのか、それとも早いのか、にわかには判断がつかなくなるような奇妙な心地がしたものです。
大人になった私は、水のひとしずくが凍ったり蒸気になったりといった現象に特段の注意を払わなくなりましたが、それでも缶ビールを早く冷やそうと思って冷凍庫の方に入れ、そのままうっかり取り出すのを忘れた折には、決まって『しずくのぼうけん』の事を思い出すのです。カチカチに凍ったビールが、バン!と缶を破っているのではないかと、恐る恐る冷凍庫の引き出しを開ける時、「わたしは ダイナマイトかも しれないわ ばくはしたのよ いわを こなごなにしたのよ!」という、しずくの台詞が頭をよぎるのです。
この『しずくのぼうけん』を読んだ小さいお兄ちゃんお姉ちゃんも、いつしか大きくなり、水の循環や様々な変化に気を留めなくなるかもしれません。けれども、子供の頃に読んだ絵本の思い出というものが常に心のどこかに残っていて、日常の何気ない行動の中でつと、よみがえるものなのだとしたら、今の子供達も、大人としての生活の其処ここで、絵本の思い出に浸ってくれるのではないかと願う気持ちもあるのです。
所有分は1981年3月20日発行第32刷。
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説明や例示、表現が少しはずしているような。絵の雰囲気にマッチする年齢にはちょっと理解できないのでは?「つらら」とか、住んでる地域によっては子供では知らない場合もあるし、分かりやすそうで分かりにくい。もう少しなんとできそうな気がするけど。