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紙の本
平易な密教入門書
2002/08/17 02:28
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投稿者:影山 師史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本ははじめに、題名の「密教とはなにか」において筆者はまず密教の性格を5つ挙げそれについて簡単な説明をつけて簡単な密教の定義づけをしている。そして、全体は7つの松長氏の講演やその要旨などが収められている。内容はといえば、全体として真言密教を軸にその宗祖の弘法大師の思想についてやチベット密教について曼荼羅と関わりとか密教神話についてとか、1篇1篇毎の関係などは薄いが、その分、一冊を読み終わったあとに密教とはこんなものなのかと頭にその全体像を思い描くことができるようになっている。それに、この本は密教や仏教の複雑な教理の説明は避け、文章も口語で非常に分かりやすいものになっていて、真言宗の信者の方に話しているように密教を身近に説明しているので、密教についてその目立つ一面に目を奪われがちの私にはそれが現実に生きている宗教としてはどのようなものであるのかを教えてくれた。私はそちらのほうから読んだのだけれども、同社から同著者の『密教 インドから日本への伝承』が出ていて、それはこの本より突っ込んで相承について書いてあり、こちらも面白いので、この本を読んだ方はぜひともそれも読んでもらいたい。
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