ぷてらのタクシー みんなのレビュー

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投稿者：wildflower　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

斉藤洋さんの絵本。児童書『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズや、ペンギンシリーズで

有名な方ですが、この作品もなかなか愛らしい１冊です。1994年に講談社刊。

翼竜プテラノドンが滑空して、いろんなどうぶつたちを運びます。

表紙にはまさに大空を飛んでいるプテラノドンの首に、コアラの親子が乗っている絵が。

ちょっと恐々と下を見下ろすコアラと、上空を珍しそうに羨ましそうにみつめながら

追いかけているサバンナの動物たちの目線が好いです。

きっかけがまた好いのです。


　　　　「なにか　したくて、そらの　タクシーをはじめたら……,

　　　　　とべない　とりたちが,　きばらしに　のって　くれた。」

　　　　「きばらしだから, とおくに　いく　おきゃくは　すくないけれど…….

　　　　「ふるさとまで, たのむよ。」なんて　いわれて……,

　　　　　とおくて　さむい　くにまで, いったりも　した。」


ちゃんと「ぷてらのタクシー」と書かれた停留所もあるのです。

だちょうやペンギンを運んであげます。

そして

鳥たちが羨ましかったのでしょうね。

そのうち動物たちにも大人気！　いろいろツライ場面もあるけれど。

そしてそのうち別のお客専門になりました。

裏表紙からみても見えませんが、愛らしい結末です。

（子育て支援センターあたりに１冊あったら好いのになぁと思わせるラストです）

翼竜好きの子どもにと借りましたが、大人が読んでもほのぼのとして好い作品でした。


○プテラノドン　wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%89%E3%83%B3