紙の本
食事が美味しそうなんです。
2002/04/24 12:40
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投稿者:せつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常生活で食べたり飲んだり、着たり脱いだり、つけたりなくしたりしているもの、そのものの淡白で単純な美しさみたいなものがあって、この本が好きです。
文章の戸口から、いつかどこかで見て、確かに惹かれた世界を覗き見、引き寄せられ、味わうことができます。
ずっと誰も棲んでいないという野茨のある空家、その窓に明かりが灯り、少年達が夕食会を催していたら?
その夕食会には、にじますの白バター添え、黒ぱんと檸檬水、それから熱い麦茶と菓子が出ます。
一度行ってみてはどうですか。
紙の本
野ばらの初期形。
2001/11/15 17:31
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投稿者:ゆうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
先に刊行されている『野ばら』の初期形らしいが、大分違った印象を受ける。
まず、理解出来ない物語ではない。野ばらは詩的なところがあり、筆者以外がそのからくりを解明することは困難だが(実際からくりがあるのかどうかは知らないが)、これは一読すれば誰でも物語の内容、そして意味がわかる。
初期形というだけあって、主要登場人物はほぼ同じ顔ぶれで、野ばらのファンにはお勧めしたい作品だ。
紙の本
夏の夜の童話
2001/01/13 15:17
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投稿者:璃央 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『野ばら』の亜流小説。同じ名前の登場人物たちがでてくるが、ミステリアスな「野ばら」と、だいぶ雰囲気が異なる。
夏の夜の秘密の集会、入り口をさがす羅針盤。祭の日を待つわくわくした気持ちを思い出す、メルヘンチックな物語。
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黒密糖が好きで好きで仕様がないoとっっても可愛い話o長野初心者は、こういうのから入るとヨロシイのではo
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装画:長瀬典子
装丁:泉沢光雄
“<ぼくはどうしても失くした羅針盤を探し出したいのさ>――。”(裏表紙解説より)
『野ばら』の銀色と黒蜜糖と月彦の、もうひとつの物語。
『野ばら』は恐ろしい印象でしたが、こちらは柔らかく優しい印象の読み易いおはなしです。
登場人物は同じなのに、全く別の世界。
銀色の作る「にじますの白バター添え」が美味しそうで美味しそうで。
(文庫版)
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月巣が出会った初めての長野まゆみ作品。出会いと別れ、その中で三人の少年の交流を描いた、まるで硝子細工みたいな物語。
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「野ばら」のアナザーストーリー。銀色と黒蜜糖が野ばらとは別人の可愛らしさで、ストーリーも明るく読みやすく分かりやすく面白かったです。かわいい!
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銀色と黒蜜糖という登場人物名だけでお腹一杯。中盤辺りでラストが読めてしまうのが難点。それでも文句ないほど、全体が綺麗で満足できました。
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「野ばら」の番外編?銀色・黒蜜糖と月彦のお話。雑木林の古びた一軒家に明かりが燈っているのを見つけた月彦は中を覗いてみると・・・ ***長野ワールド独特のネーミングや、心をくすぐる漢字の使い方がとっても楽しい。個人的に野ばらよりも読みやすいのでお勧めです。
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野ばらが最初の話らしいんですが、こっちを先に読みました。
この方の作品は僕の青春でした。
銀色が好きで、今でもずっとこれが僕の基準です。
これのお陰で好きな色に銀色が加わりました。
しかし、どうして夏至祭の銀色は強気なんだろうか・・・??
そこがいいんだけど・・・。
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・ほのぼの
・若干ファンタジー
・受け継がれる羅針盤
・相変わらず名前が面白い
・黒蜜糖は本当に甘党過ぎる
・あの二人はあれで仲良しだからいい
・結局祭がなんだったのか
・『彼ら』のお祭りなのか??
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黒蜜糖が大好きです><
甘い物好きなところは凄く共感できますしね(笑
この作品を2008年、2009年と部活動の読書感想画で絵にしました
絵でこの世界観を表すのは大変でした
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初めて読んだ長野まゆみ作品はこれ。この世界観にやられてすっかり好きになってしまった。
読んだ当時まだ小学生だったので、登場人物の名前に慣れなかったものだが、今ではそれもまた好きな要素のひとつ。
この人の書く食べ物ほんと美味しそうでたまらんです。
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長野本のなかでベスト3に入るお気に入りです。猫⇔人…ってすごく好きです。
単純明快な黒蜜糖が可愛い!猫なのに魚嫌いだって!(笑)
冷静沈着な銀色が素敵。普段無表情な人の微笑みって素敵すぎです。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-31.html
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ツイッターで夏至にまつわる作品の話が出て、
思い出したら読みたくなった。
少し不思議できれいな物語。
檸檬水、白猫、黒猫、足踏み式のミシン・・・
出てくるアイテムは「野ばら」とかぶるけれど
趣は全然違うなあ。
(11.06.21)