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すごい!!!!!
すごいよ、こんな本が日本にはあるよ!!!嬉しい!
こんな本が欲しい欲しいってずっと思ってたから、きっとサンタさんが出会わせてくれたんだと思う。クリスマスの日に図書館で出会ったの、この本。
児童書について色々とまとめ書いてあるんだけど、ちっともお堅くないし偉そうでもないし、やっぱりこういうの書くのが上手なのは絶対女の人だと思うなあ。偏見かしら。
世界各国の児童書事情とか、歴史とか、そういうのが一冊にまとまっているなんて、いやはや奇跡みたいな本ですよ。
そしてただ本についてつらつら書いてあるんじゃなくて、それにまつわる小話とか各国の教育方針だとかそういうひとつひとつが実に興味深い。
元々図書館員向けの冊子に連載していたものだそうで、こういうのを読めるなんて図書館員…羨ましい、と思いました。
特にすきなのが「ドイツ反戦文学の返還」と「死の哲学」っていう章で、
死の哲学は読んでてざんざん泣いた。子供って天使だねえ。
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図書館員向けのコラム集、ということで本の紹介を中心に世界児童文学語り本。実に楽しい!知らない本も沢山出てきて赤木かん子さんの知識量、読書量、記憶に感嘆する…とともに司書ってこれくらい本読んでるのが当たりまえなのかしらんと少し不安にもなる。本の探偵とかセレクションとかもやってらっしゃる方だから、多い方なのだろうけど、すごいなあ…。まだ全部読み切っていないけれども出てきた本のなかで気になったのは借りて読んでみたい。
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プロの仕事よね。こういうブックガイドってとっても貴重。
たいていは「私ってこういう人なの、わかってよ」っていう読まされたこっちがギャーってその本閉じたくなるものばかりだもの。
「あんたの事なんか知りたくもないよって伝える本を教えてよ。」
「教えてもらった本読もうと思ったけど、やめたわ。だって、読もうと本開くとあんたの顔しか思い浮かばないんだもの。」
このガイドはそんな事を言いたくなる本ではないかな。
書いているのは人だからそりゃ色がつくけど自覚してるのとしてないとでは大違いだものね。
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かん子さんの本は外しません。プロでありながら、素人に読ませる語り口を持っている。極上のブックガイド。