紙の本
プリズン
2001/11/07 23:59
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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2作目。ヤクザが経営するホテルに、警察の団体が泊まりに来るという、いかにも浅田次郎らしい話。かなりデフォルメされた、現実には絶対いないであろう人達が、存在感たっぷりに描かれ、話のなかで活き活きと動き回る。いたるところにクサイ場面があるのは好き嫌いの分かれるところだろうけれど、それもこの作家の持ち味のひとつだと思う。
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花沢支配人は青ざめた。なんの因果か、今宵、我らが「プリズンホテル」へ投宿するのは、おなじみ任侠大曽根一家御一行様と警視庁青山警察署の酒グセ最悪の慰安旅行団御一行様。そして、いわくありげな旅まわりの元アイドル歌手とその愛人。これは何が起きてもおかしくない…。仲蔵親分の秘めた恋物語も明かされる一泊二日の大騒動。愛憎ぶつかる温泉宿の夜は笑えて、泣けて、眠れない。
【感想】
http://plaza.rakuten.co.jp/tarotadasuke/diary/200503170000/
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この小説は夏秋冬春で構成されてますが、どこから読んでも楽しめるし完結したストーリーになってます。
ただ、やっぱり夏から読み始めると登場人物の人物像の変化やその人の深みを感じることが出来てより楽しめると思います。
個人的には秋の設定が一番好きですw
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「プリズンホテル」第2弾。鉄砲玉の壮行会を執り行う任侠業御一行様と警察署の慰安旅行御一行様が泊まり合わせ、一触即発のプリズンホテル。ここは、訳有りの宿泊客にひと時の安らぎを与えるのではなく、それらの人々の人生を幸せにしてくれる不思議なホテル。男気溢れるおもてなしが実にシブイ!第1弾を上回る面白さ。
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初めての給料を貰うと、久しぶりにバイクに乗って町へ行き、母親にサンダルを一足買ってきた。それはキャバレーのねえちゃんがはくような、銀色のケバい代物であったが、その晩両親は笑いながらないた。
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相変わらず良くまとまってるなぁ。 確か再読。
再び「プリズンホテル」へようこそ。ここは、極道の集まる温泉です。どんな珍奇な出来事がとび出すやら…。ユーモアとペーソスが交叉する、極道ファンタジー
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プリズンホテルシリーズ2作目。1作目の夏編に続き、秋編も笑えるし、泣けるし、面白い。警察とヤクザが、ヤクザが直営するホテルで1夜を同宿しちゃうという、奇抜な展開。ヤクザさんをちょっと美化し過ぎてるんじゃないの感が否めないですが、まぁ、あくまで娯楽小説ですし、楽しいので良しとする。数多い登場人物の中で、一番お気に入りなのが支配人。任侠溢れる男衆の集まりの中で、カタギの彼が一番格好良いデス。
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【プリズンホテル 秋】 浅田次郎さん
幹事の渡辺巡査長は今年の青山署の慰安旅行を奥湯元あじさいホテル
で行うコトに決めた。
限られた予算の中で署長の希望する最大限のサービスを受けられそ
る場所はココしかなかったのだった。
警察の旅行の無礼講ぶりはつとに知られるところであり、
引き受けての宿が他に無いという理由もあった。
その時点では、渡辺巡査長はこの「奥湯元あじさいホテル」のオーナー
が関東桜会の大親分・木戸仲蔵だとは知らなかった。
おり悪く、この警察の慰安旅行とヤクザの壮行会との日程が重なって
しまった。
☆
人々が誰にも打ち明けられぬ苦悩を背負い、五体にまとわりつく
しがらみをずるずると引きずってたどりつく場所。
「奥湯元あじさいホテル」通称「プリズンホテル」
このホテルで、無礼講の警察とヤクザの壮行会。
そして、仲蔵親分の唯一の身内の極道小説作家
はてはうらぶれた元スターまでが登場し、笑いあり、
涙ありの面白い物語になっています。
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極道が経営する通称プリズン・ホテルに警察の慰安旅行ご一行様が到着。息つく暇もないドタバタのなかで、登場人物たちの人情に暖かい気持ちを感じます。
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今宵、我らがプリズンホテルへ投宿するのは警視庁青山署と大曽根組のご一行。
そしていわくありげな売れない元アイドル歌手とその愛人。
愛憎がぶつかる温泉宿の夜は眠らない……。
(アマゾンより引用)
このシリーズ、面白いわホロッとくるわで…
最後のほうにやたらじ~んとくるとこ持ってくるなぁ…
主人公の愛情表現がぶきっちょ過ぎる(;・д・)
私だったらこんなヤツいやだけど(笑)
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夏を飛ばして秋を読了。変わらずの面白さ。
どんどん良く仲蔵親分が格好良くなってきてしまった。主人公の偏屈さにはまいる。