紙の本
日常の身近な現象を偏微分方程式に表して、自ら解いてみませんか?
2020/01/27 10:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、高度な科学的・数学的知識が簡単に楽しく学べると評判の「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は「道具としての微分方程式」編です。同書は、身近な日常の何気ない現象をもとに、それを表した偏微分方程式を作り、自ら解いて、その面白さを味わうことを目的に開発された画期的な一冊です。同書の内容構成は、「第1章 準備に時間がかかる偏微分方程式」、「第2章 つくるのがおもしろい偏微分方程式」、「第3章 つくるのがたいへんな偏微分方程式」、「第4章 ふしぎに解けていく偏微分方程式」、「第5章 解をグラフで味わう偏微分方程式」と面白く、興味深い内容で一杯です。ぜひ、読んでみてください。
投稿元:
レビューを見る
主に偏微分方程式の立て方について。
物理的解釈の説明が少ないのは不満に感じたが、現象からの方程式の立て方やその解法と解釈に関しては分かり易く、役立った。
投稿元:
レビューを見る
移動速度論に関する微分方程式の作り方・解き方を、面白おかしく学べるブルーバックス。とにかく面白い(interesting ではなく funny の方)ので、理工書とは思えないほど気軽にサクサク読めます。学部生向け。
投稿元:
レビューを見る
残念ながら理工系出身ではない自分には難易度が高かった。
微積等の基礎を学習した後で、また挑戦してみたい。
投稿元:
レビューを見る
著者の掌の上を転がされた感があるが、物理の速度論の基本を堪能した。ただ読了、理解には高校数学+αの知識が必要。
投稿元:
レビューを見る
文体が馴染みやすく、読んでいてほんわかした気分になれた。化学工学の基礎的な微分方程式の収支式を、実生活での例を用いて立てている。
投稿元:
レビューを見る
これを読めばボクも微分方程式を解く達人に! と期待して買ったが読み進めなくなって25年ほど積んでいた本。
運動方程式を理解したほうがいいと思い改めて読み始めて読了。なるほど、工学の世界で現象を微分方程式にはこうやって落とし込むのか、と分かったと言えば分かったが、まだまだとても自分の仕事で応用できる気がしないw
本の中身は読み進むごとに微分方程式が複雑になる構成で、序盤は解析的に解が出るが、途中から「これは数値積分にした方がいい」となって最後は「これはもはや解析解はムリ」まで言ってて、そういう「見極め」の感覚が一番役に立つと思った。
そう、受験の数学では式が展開できないと○はもらえないかもだけど、実務では十分な精度の解が得られればいいので、適当な数字を代入して誤差を確認して数字を変えて、といったようなやり方で力技で解いてもOKなのである。
侮りがたいのがEXCELで、そういった需要を見越してか「ゴールシーク」という便利な機能がある。微分方程式に限らず、式の展開が面倒なときはまんま式入れてゴールシークで答え出す、というのはたびたびやっている。
それはそうと、本書であんまりちゃんと書いてない運動方程式は、自分なりに勉強して解けるようにならんといかんらしい。
投稿元:
レビューを見る
中盤まで読んで終了。序盤はイメージと、頭の中で数式を追えば、およそは理解できたが、中盤からは数式を自分で書きながら、しっかりと理解する必要あり。
「習うより慣れよ」、まずは使っている現場を見て、マネをして使ってみよう、というテーマは素晴らしい。どういう場面で、どのように微分方程式を使うか、少しは理解の助けになった気がする。初版1994年、親しみやすい「普及の迷作」を目指したそうで、不思議なノリの部分が多く見られた。
「入りたまご消して出る」、かなり強引だが、いくつもの場面で使ってみて説明するので、考え方は理解できた。これを解いて、何を得るか、何が解るのか、という点の説明が充実すると更にいいかも。単に理解不足かもしれないが。
投稿元:
レビューを見る
化学工学における輸送現象の解き方について書かれた本。
微分方程式を少し習っていないとついていくのが厳しいが、雰囲気は味わえる。