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寸土を争って日々抗争を繰り広げる戦国時代にあって、仕える頭首を諌めるために城を白昼堂々数人で奪取する奇人。
その後、すぐに城は返却したらしい。
晴耕雨読で遁世願望が激しい穏やかな軍略家。
魔王信長と人情味あふれる若き秀吉の間に立つ軍師としての視点も面白い。
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秀吉が半兵衛の息子の名付け親になったのにぶったまげた←
自分の血を世に残したくない半兵衛が
かっこいいと思った
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以前読んだ竹中半兵衛の本よりもう少し人間臭さを表現している物語。
出世や名誉には無関心。
しかし、自分の知恵を使って事を為したい。
戦国時代において、かなり変わった考え方を持っていた竹中半兵衛の一生涯の物語。
信長という半兵衛とまったく考えの逆の武将の客武将として、秀吉とともに信長の天下統一事業に邁進する。
己の葛藤と、病との戦い。
竹中半兵衛の無欲に自分を高める生き方には、とても興味を持った。
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時代小説の中では一般の小説らしく随分と読みやすかったし、内容もすごく面白かった。
人間の矛盾とか葛藤する部分に同感した。
『愚直になると臍が曲がる』の言葉はああ…確かにと想った。
全体を通して胸にじんわりと染みいった。
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大河にあわせて、官兵衛の師匠ともいえる
竹中半兵衛(周辺の人)を読んでみたくなり。
地元に竹中半兵衛の墓もあり、
行ったこともあるのに その人となりは
全くと言っていいほど知りませんでした。
主役になってる本も少ないし。
でもこれで、よくわかりました!
大河を見ても よりわかると思います。
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どれだけ目先の利益に向かって働きを行おうと、それに恩恵を受ける人のことを考えて行動しなければ、その働きは全く意味がないものとなってしまう。竹中半兵衛に学ぶ働き方はとても重たいものであり、とても温かいものである。