ナースが視る病気 看護のための疾病論 みんなのレビュー

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投稿者：りん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の履歴は千葉大学教授になっていますが、現在某公立大学学長として全国に名をはせているすばらしい方のお書きになった本です。
著者は「日本のナイチンゲール」と呼ばれ、今まで医者の助手的な役割と患者に見られがちであった「看護」という職業の根本から考え直しています。
「医学」は患者の病気を治すもの、「看護」は患者さんが病気になる生活を見直し立て直していくものという視点から本も構成されていますので、医学的な知識が混ぜられながらも病気を一般的な人間としてどう捉え、生活には何が必要となるのかがわかる本になっていると思います。この本はあわせて「ナースがみる人体」というほんとセットで買うとよりわかりやすく描かれていると思われます。是非是非、一家庭にこの「ナースがみる病気」「ナースがみる人体」の二冊が置いてあるといざ自分が患者となったときに医者を見る力だけでなく、看護師を見る力、病気をみる力、生活を見直す力がつくと思われます。是非お勧めです！！！！！！！！！！