紙の本
ケルトの妖精世界を描いたファンタジー
2002/03/30 08:58
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投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケルトの妖精世界を描いたファンタジー。といっても妖精の世界が現実から遠くかけ離れているのではなく、その土地に根づいている伝説の一部のような形で登場します。強引に例えるなら雰囲気は全く違いますけど「となりのトトロ」。人が住む現実の世界と、不思議な世界が隣り合わせに存在しているような世界観。
物語の方は妖精の世界に引き込まれたいとこを連れ戻す為、少女が旅をする内容ですが、ハラハラドキドキの冒険というよりもじっくりと読ませるような作品。人に恋をした妖精など、その手の物語が好きな人におすすめ。特に翻訳が素晴らしい。
紙の本
妖精世界への誘い
2001/02/14 09:28
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投稿者:ミオメロディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖精とアイルランドが好きな人におすすめの一冊。作者のメリングにはこの他邦訳されていない同種の作品もある。確かに妖精の話というと突飛なのだけれど、異世界と現世界をうまくつなぎ合わせ、撚り目を丁寧にしてあるから、心地よく物語に浸れる。
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これも小学生の時に読んだのだけど、大人になった(?)今読んでも、寸分と違うことなく世界観に惹き込まれた。憧れるなぁ!
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【そなたの答えがノーでも、彼女の答えはイエスだ。わたしは〈人質の墳墓〉から花嫁を連れていく。フィンダファーを寝袋もろともさらいあげると、妖精王は塚山から去った。タラの丘の〈人質の墳墓〉でキャンプした夜、別の世界にあこがれるいとこ、フィンダファーが妖精王にさらわれる。翌朝からグウェンのいとこを連れもどす旅がはじまる。妖精たちとの絶妙な出会いに助けられながら。だがケルトのフェアリーランドは、グウェンにとっても魅力ある世界だった。カナダの青少年がその年、一番おもしろかった本を選ぶルース・シュワッツ賞の1994年度受賞作。 】
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2007年2月7日読破。ヤングアダルト向けのファンタジー小説。ケルトの妖精伝説を題材にしてて、舞台のアイルランドの描写がすごくよかった。17歳のいとこ同士の女の子が2人でフェアリーランドを探して旅を始めたところ、一人が妖精王に誘拐されてしまうという出だし。現代でも妖精を信じる人々の生活が詳しく描かれててとても面白かった。アイルランドへ行きたくなったよ。
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本が好きになったきっかけが、この本なんです!
冒険物語です。
表紙は難しそうな感じに見えるけど、読みやすいですょ!
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この作品がきっかけで、ケルトファンタジーやアイルランドへの関心が強くなりました!!!
enyaやClannadのケルトミュージックを聴くきっかけにもなった、思い出深い、作品です☆
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アイルランドを舞台にした妖精ファンタジー、自分が読んだ一冊目。
アイルランド大好き人間としては最高にステキです。
そろそろ読み直したい。
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妖精の住む国、アイルランドを舞台にしたファンタジー。主人公はフィンダファーとグウェニヴァーという、平凡な日常よりも妖精たちの世界に憧れる17歳の女の子。ある夏休みに立ち入り禁止の塚でキャンプをしてしまいフィンダファーは妖精王にさらわれ、グェニヴァーは彼女を取り戻すために冒険をすることに・・・
現在と妖精の世界が別物ではなく、その境目があやふやなところがアイルランドらしいです。そして、違いを受け止め互いを支配するのではなく良き隣人として距離を保つところも。これを読んだら、絶対にアイルランドに行きたくなっちゃいますよ。
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-130.html
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ケルト神話、妖精話をモチーフにした現代のファンタジー小説。こみねゆら氏の装画も素敵。この後、何冊も続くメリングのケルトファンタジーの封切りにあたる。
舞台は妖精のケルト、アイルランド。カナダ生まれのグウィンは夏の休暇を利用してアイルランド人の従姉フィンダファーの元を訪れる。幼い頃から妖精を信じていた彼女たちは異世界=妖精の国の入り口を探してタラの丘の塚で一夜を過ごすが、目を覚ますとフィンダファーがいなくなっていた。
妖精にさらわれた従姉を探すグウィン自身も妖精に翻弄され、知らないうちに彼らのルールにはまり込んでいく。
現代に生きる妖精伝説を辿る旅の物語。妖精やケルト神話に興味のない人でも、もちろん楽しめる良質のファンタジーだが、妖精の仲間達について知っている人なら楽しみは倍増すること間違いなし。
是非、井村君江さんの「妖精辞典」など片手に、できれば『アルタン』や『クラナド』、『エンヤ』のCDを傍らに楽しんで欲しい。
読んでいる間中、魂の半分くらいは向こうの世界に行ってしまうほど夢中になれる。妖精たちのパーティーの描写の煌びやかさも素晴らしい!
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最初に読んだメリングの本です。タラの丘でキャンプした夜いとこが妖精王にさらわれる主人公。いとこを取り戻すための冒険ファンタジーです。
グレイニア・ハートとフィンバァラの恋のお話も読んでみたいなと思いました。前向きで明るいクエストです。
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小学生の頃、素晴らしく楽しかった作品。
大人になった今では、汚れたが故に妖精なんて見えないと痛感する作品orz
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ケルトの妖精ファンタジー。
フェアリーランドに憧れるフィンダファーとグウェンの物語です。
妖精王の花嫁として連れ去られたフィンダファー。
彼女を連れ戻そうと妖精たちの残す手がかりをもとに旅をするグウェン。
やさしくて、いじわるで、気分やの妖精たちの魅力が詰まったお話です。
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ファンタジーものは沢山読みましたが、ここまで表現にのめりこんだ作品は無かったかもしれない。
自分が風に乗って、文字の上を滑っていくようでした。
リアルとファンタジーを行き来する描写が、とても好きです。
最終章が少し弱いかな?と思いましたが、そこに至るまでが美しすぎたからでしょうねw
お子様向けというよりは、青少年以上のファンタジー。
大人でも全然問題ナシです^^