投稿元:
レビューを見る
経済学とは銘打ってはいるものの、そんなに堅くはない。日常のいろんな事例についてインセンティブの視点から、深く考察してあり、物事の考え方について教えてくれる本。とても面白い。
投稿元:
レビューを見る
映画館のポップコーンはなぜ高い?
そんな日常の不思議を経済学者が解明します。
誰かの書評からの孫引きですが。
作者は経済は市場に任せておけ的な考えのようで、この本が発行された1995年当時に比べると、小泉総理の「競争原理」主義への批判が高まった2006年頃には、本に対する評価がずいぶんと厳しくなったとか。
経済学にも流行があるんですね。
投稿元:
レビューを見る
竹中平蔵氏が著書で引用したので有名な本かな。
(ミクロ)経済学の考え方を利用した辛口エッセイ本。
もともと数学者で話の進め方は論理を積み重ねていく方法が多い。
ある話の論理を別の話に当てはめることで論理矛盾を指摘する内容が多い。
経済理論を利用した小話も多く読んでてとても楽しかったし、小話から経済学者の考え方を理解する手助けにもなる本。
ただ、どういう論理で語られているのかを誤読してしまうと結論部分がさっぱり理解できない可能性はあるのに、攻撃的だったり極端な話が多く誤解されてしまいかねないところは多い。
著者の主張に全面的に賛同はできないことが多いけど、こういう論理でみたらこういう結論になるというモノの見方は参考にできることも多いと思う。