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精神病質を主題として書かれた本だけれど、著者にも確証が持てないらしい。
専門家にも判断がつきにくいモノが専門家でない人々に分かるわけもなし…。
しかし、本書に登場した≪精神病質チェックリスト≫は非常に興味深い。
ところが一般人が容易に使用してよい代物ではないらしい。
どないやねん。
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なんだか今一つすっきりしないな。
DVやパワハラを弁護する気はないけど、シリアルキラーと並べたてることではないような気がする。
原因が同じなのはいい。風邪で咳が出たって、風邪をこじらせて死んだって、原因というレベルでは等価であり、違いは程度の問題だろう。
しかし、医学書ではなくて、通俗的な読み物なのならば、その程度の違いが問題なのであって、そこのところを書いてほしかった。
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精神病質者…が身近にいたら本当に恐ろしいと思う。 治療・矯正する術がないのだろうか。 まぁ一部の精神病ですら薬でコントロールが何とかできる程度だから無理なのかもしれないけど… そういう部類の人間がなぜ生まれてくるのか色々考えてしまうことが多々。 全文真剣に読んでたらこっちが狂いそうで斜め読みで終わらせてしまった。
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『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターのモデルとなったエド・ゲインのプロフィールが始めに出てくる。サイコパスといわれる人々は、極端な犯罪歴があるために取り上げられることが多い。共感する能力の欠如、乏しい感情経験、せつな的、自己中心的等の症状が数えられる。著者は、精神的な病気ととらえ、しかも今だ原因が特定されていないという。普通の人々からすると、脅威であり、理解を超えている存在なのだ。だが、彼らはその性格から、迷うということがない。レクターの魅力の一つである。サッカーで、手を使うことをためらわない人物なのだ。肥大した自己を除けば、迷いのない頼もしいモデルになる。20年前の著書になるのだが、現在の診断方法もまだ特定された対処方法がないのだろうか。人間の奥深さを見せつけられる本であった。
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専門家の書いた本なので、読み物としては冗長なところがあるかもしれないが、サイコパス、精神病質者の特徴や行動様式などがよく分かる。
印象的だったのは、サイコパスには人の弱みを嗅ぎつける力がありそれを利用することや、「愛情の細やかな」女性を見つけだして利用する、ということ。テレビのニュースやドキュメンタリーなどに出てくる、信じがたいほど簡単に、人を信じてしまう女性だったり男性の物語の、もう一方の主人公は、やはりサイコパスなのかもしれないなぁと思った。
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良心とはなにか、悪とはなにか、についての研究書。
最近の類書、『暴力の解剖学』と比べると、やっぱり20年前の本、という気がしないでもない。
細部については『暴力の~』のほうが(長尺なこともあるし)もっと突っ込んでる。
しかし基本は同じ。
完訳じゃないのが残念だ。
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脳の障がいだろうと思うのだが違うのか。
’粘土で焼き物を作るときに粘土が違っていたのでは・・‘という記述があったが、そういうことではないのかな。
恐怖を感じないんだからさ。
「自分と同じもの」がスッパリ抜け落ちている生物たちだ。
だからこの ヒト タチを「同じ」とは見られない。
自分は共感や思いやり、他者への想像力で、「同じ」と判断していると気づく。
サイコパスと断定できるものがあればその生物は自分と同じ権利はないものとみなしてもいたしかたないだろうと考える。
日本でいうところの極刑、という判決がでたとしてもきっと妥当だと受け止めるだろうな。
これが生物の進化か。退化なのか。
ほんとうにどうしようもないのか。