紙の本
館シリーズで一番好き
2002/07/06 11:32
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投稿者:みとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく長い。でも読み終わった後必ずもう一度読み直したくなるはず。自分の理解を超えた状況に陥ったとき、人は頭の中で何を考えるのだろう? 自分の正気を疑い、それでもなんとか辻褄を合わせようと必死に脳みそを回転させて…そして背後から忍び寄る殺人者に殺される…納得できないまま死んでしまった被害者が一番かわいそう。死んでも死にきれないよ。
紙の本
なるほど館か
2001/01/18 17:32
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投稿者:松内ききょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
確かに、十角館でのデビューはあまりにも衝撃的だった。ただ、トリックを明かされた瞬間の衝撃は、そのトリックのわかりやすさの点で、この作品の方が上をいくかもしれない。わかりやすい、というのは、面白くないとか、すぐネタがばれるということではもちろんない。おそらく子供の頃には、あるいは大人になってからこそ、誰も考えたこともあるに違いない話なのに、それなのに…。これはもう作者の技というしかないだろうし、「やられた」と潔くよく負けを認めるしかないだろう。
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館シリーズの第5弾。
古峨精計社の前社長である倫典が建てさせた時計館を舞台に、繰り広げられる惨劇。
超常現象をテーマにした雑誌の編集員と、大学の超常現象研究会の部員が、取材で時計館にやってきた。
外からかけられた鍵は、中からは開けることができず、閉ざされた館の中で、一人、また一人と犠牲者が・・・というミステリー。
私は前からこれが一番お気に入りです。
けっこう長いんですが・・・夢中で読んだので、長さを感じませんでした。
何回読んでも、やっぱり面白い。
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十角館と同じく、事件の舞台と探偵役が隔離された状態で物語が進みます。この館にも入りたくないなあ・・・。分厚いだけあって読み応え十分。
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綾辻氏の作品で最初に手に取ったのがこの作品。トリックの美しさで、その後「館シリーズ」は全て購入。でもやっぱりこれが一番好きかな。
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館シリーズでは一番の力作。
はっきり言って、館シリーズはある種の制約のなかにおいてのみ面白さを感じることができる作品群だと思います。館には何らかのトリックがある、という軽いパラレルワールドでの出来事なのです。そのなかでも秀逸な出来。楽しめます。
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トリックが凄く緻密なので大好き。小学生の時に習った“時計算”をこれを読む度に思いだ出す。
謎解き部分になると増えてくる『・』もポイント高い。
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最後までトリックも犯人も全くわからなかった。わかってからも「嘘! そんな! えええ!」と、何度も何度もタイムテーブルを見比べては「騙された〜!」と叫んでしまいました。「妖しい館」ならではの、恐るべきトリック。「館」シリーズの中では最高傑作だと思います。
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館シリーズ五作目。私的館シリーズ最高傑作!もうトリックやら館の設定やら物語の展開やらとにかく全てが最高に面白かったです!
十角館のワトソン役の江南が改めて関わった館ということもあるのでしょう。作者の異常なまでの力の入り具合が読んでいて伝わってきます。
綾辻さんGoodJob!
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館を埋める108個の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で10年前1人の少女が死んだ。館に関わる人々に次々起こる自殺、事故、病死。死者の想いが籠る時計館を訪れた9人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。凄惨な光景ののちに明かされるめくるめく真相とは?第45回日本推理作家協会賞受賞。
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館シリーズ1作目(十角館)を彷彿とさせる設定。1作目同様に犯人が特定できなくて、最後もどんでん返し。斬新なトリックだ〜。
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綾辻氏の館シリーズのお話。
それぞれ、完結しているお話なのですが とあるデザイナーが色んな館を建てており、その館で アレコレ起こるお話。
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綾辻さんの館シリーズの中では、これが一等お気に入りです。館内での恐怖感や、ラストシーンの映像的素晴らしさもさることながら、やはりメイントリックの恐ろしいまでの奇抜さが一番心に残っています。一つ一つの謎や複線が絡み合い、蓄積された後に提示されたその答えに、ただただ呆然としました。
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長編大作ですね。レベルアップした感じがしました。『十角館』に登場した江南君が、社会人になって再度出てくるのが嬉しい。
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「館」シリーズの5作目。私は一番好きな作品です。ミステリとしては王道中の王道です。最初にヒントを出しすぎな気もしますが。