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加藤がこうだというのは、想像ついた。
でもやっぱり加藤が主役だなあと。
そして加藤、一応お疲れ様でした。
すごく大好きな本となりました。
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(全巻合わせた感想)
難しかった。風水など占いだと思って、まったく興味がなかったが、地脈などの大地・経度緯度などの太陽、地球の関係などを基本とした学問であることが分かった。
ただ、怨霊などの非現実的な現象や不老不死、生き返りなど話についていけなかった。また、好感を持てる登場人物が居ないので感情を込めて読めなかった。寝る前に読むには良い本。
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(全体について)最初薀蓄文がまどろっこしいが、慣れと共に勢いがつき止まらなくなる。が、後半転生だサイキックだが出始めると少々ついてゆけず白ける。が、某人モデルな宮司が出てきたあたりでトンデモビックリ小説と割り切りがつき笑いながら読了。
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長い長い昭和のカスタトロフ小説。
ふしぎな小説。デタラメといえばデタラメだけど
そこにはアースダイバー的なロマンがある様に思う。
都市から失われつつある〈気配〉を思い起こさせるオカルティックな作品。
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桜に抱かれて帝都の地下で眠っていた平将門さんの霊は、魔人加藤という血肉を持った人間としてその怨念を現実のものにしていたようですが…。
第二の大地震で崩壊していく東京のようすとか、水虎や式神との戦闘シーンとか、かなり良かったのに…。
なんで、作者のお友達である角川春樹さんにあんな大役を与えて、やたらめったら祀り上げているんだか…。
破滅教の宮司さんが全然知らない人だったら良かったのになって最後まで思う最終巻でした。
よくよく考えたら、この本も角川文庫から出てるしねぇ…。
ちょっとそのへんは突き放して読みたかったです。
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複数巻を平行に読破しよう月間。何年越しだったかわからないくらいの帝都物語の最終巻。
昭和73(1998)年東京。いよいよ加藤は海竜を倒して東京を破壊する。一方で平岡公威(三島由紀夫)の転生の小沢らは、人胆で長寿を得て辰宮由佳理の復活を試みる鳴滝らと加藤の企みを阻止しようとするが。
前巻後半(旧11巻?)から背景は変わっていないものの、視点を目まぐるしく変えたり、冥府の表現がかなり多用されたりと、これまでに比べてかなりわかりにくい印象。特に後半になると、加藤と土師の戦いかと思いきや、土師がなかなか出てこない。
一つのクライマックスが、海竜を刺して、東京に何度も震度7の地震が起こり、続いて火災、津波が起こるところなのだろうが、この地震が何度も何度も起こるのだな。ちょっとやりすぎなのではないかと思えるし、せっかくのクライマックスがボケボケになってしまったのは残念である。
また、最後のもう一つのクライマックスが、土師と加藤の戦いから続いての平将門との対峙というところになるのだが、こちらも精神戦というか、ぼんやりした印象なのだな。
映画は見ていないので最後はどう収拾したのか知らないけど、文章の方は必要以上に叙情的に、中途半端なマンガみたいな幕の引き方をしているのはあんまり好みではなかった。
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百歩譲って彼が生まれ変わり、くらいに思っていたのに、違ったー。
ひどいや、もう。
どうやら番外編などもあるようなので、ゆくゆくそちらに賭ける。