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言葉が堅苦しくなくて読みやすい。一般の感覚で疑問を抱いたり、作品を捉え、持論を述べているところが好印象。
芸術新潮に連載されていたもの。
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まじめに勉強するぞー
まずは読み物からスタートじゃ。
今年の美術検定に4級で申し込みたかったけど、
演奏会の日じゃないか!
来年はなんとかなるかな〜
http://www.cbta.jp/examination/art.html
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図書館の雑誌コーナーへ行くといつも『芸術新潮』を見る。その中で連載されていて、橋本氏のユニークな視点で、日本美術をたどる。続編も出て、現代の美術までたどったのだが、全部読んだ訳ではなく、気になる本に入るのかな。橋本氏も気になる作家さんでもある。
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美術と音楽と宗教の本には、つまらないものが多い。文章に対する評論を文章で行うのは同じ土俵なので取り組みになるが、美術は実物を見ないと、音楽は聴かないと、なんとも言えない。宗教に至っては信仰をもたないと語れないそうだ。「言葉じゃないよ、センスだよ」と、言葉でいわれてもなあ・・だったら書くなよな、だ。
そういう相手のいない土俵で相撲をとっているような評論を多々見かける。そのうえに、実物を見聞きしてしまうと言葉で表現する必要性がなくなってしまう。虚しいものだ。だからそういう評論は小難しい。最低でも日本美術史の基本ぐらいかじっておかないと、俺の文章の本質はわからんぞ、てな権威主義ぷんぷんの臭いが感じられる。それは虚しさの裏返しだ。
この本は、そういう美術評論の困難性へのひとつの回答になる。
まず文章が文句無く面白い。ちゃんと独立した作品になっている。だから写真をあまり見なくても、読めてしまう。むしろ写真で文が中断するとウザイ。その文を味わったあとでじっくり写真を見る楽しみを、この本は与えてくれる。
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シンプルな問いかけとそれに対する新しい切り口で、歴史解釈にズバズバ入り込んでいく。橋本治が颯爽と駆け抜けていく。だから、面白かった。
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課題の参考のために読み始めたけど、対象範囲外も夢中になって読むほど面白かった。こんな文章が書けたらなぁ。
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長くて、読み終わるまで時間がかかった。
橋本治の視点は、一般にもわかりやすい。
ただし、時々つまらない箇所があり、眠気を誘う。
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美術品を見ながら楽しい話を聞くエッセイという感じ。
21の話があり、それぞれのタイトルも楽しく、ひとつひとつが短いので隙間の気分転換のお供にいい。
大型本なので持ち歩くには不便(というか自分には無理)だが、しっかり写真を見るにはこのぐらいがいい。
巻末に年表がある。
ちなみに、これより少し大きくて重い学研プラス「人間の美術」シリーズも楽しかったが、学術的な記述がされており、新鮮な発見が多かった。
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憧れの橋本麻里さんがお勧めされていた本ということで手に取ってみた。古代美術をとりあげ、ありきたりの解説ではなくて日本美術の専門ではない筆者独自の目線や感性でひとつひとつの美術作品が語られていて面白い。史実とは違うかもしれないが、そういう見方もあるのか、とたのしんで読めた。
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銅鐸を生んだ弥生時代。平和でなんにもなかった時代。そういう〃平和″があったからその後の古墳時代になって、埴輪という「愛らしいもの」を作り出せたのだろ。
《伴大納言絵巻》は、日本人がマンガという文化を生んでしまったルーツとなるような作品であろうと、私は思う。
運慶は、自分自身を信じていてた。自分自身を信じて、自分の内に″仏″を見て、それを見た自分の意志を、そのまま″仏″として刻むことが出来た。運慶は、そのようにして仏像を作っていたのだろうと思う。それは、同じ時代の快慶の作ったものと比べてみればよく分かる。
快慶は、「自分の内に仏を見た人」ではないと思う。快慶は、「自分の外に仏を見た人」だ。だから快慶の仏は、こちらへと向かって来る。
橋本さんの美術の説明は、独特な言葉で迫って来る。面白く楽しい。全7冊のひらがな日本美術史を読破して橋本さんの世界に浸かりたい。