紙の本
子どもみたいなおばあさん
2022/03/08 20:29
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投稿者:こっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分もこんなおばあさんになれたら、きっと愉快だろうなと思います。好きなことを楽しんで、いたずらまで考えて、子どもみたいだなと思いました
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1枚着ると1歳若くなります。さて、何枚着ますか?
2001/01/20 13:05
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投稿者:ten - この投稿者のレビュー一覧を見る
実はこのお話、大人も充分楽しめます。1枚着る事に1歳若くなる透明の洋服、まさに大人の私たちが、こっそり箪笥に隠しておきたい代物!「私だったら、何枚欲しいかしら」と思いを馳せているとこんな言葉が飛び込んできます。
『ヒョコルさん、舌きりすずめのおじいさんみたいなまねはよしましょう!大きなつづらとちいさなつづらがあったら、わたしたちおばあさんは、やっぱり、大きなつづらをえらばなきゃいけませんよ。もういちど子どもになって、思いっきり遊べるっていうときに、さかあがりひとつできない中年のおばさんになって、それでもうじゅうぶんだなんて、こころざしが低すぎて、ばちがあたりますよ!』
中年の私は、「20代半頃がいいかしら」なんて思っていたわけですが、そうか、逆上がりか……志が低いか。と、お弟子さんのヒョコルさんと一緒に一喝されたような気になりました。
そしてエラババ先生とヒョコルさんは、50枚以上の服を着て、子どもに戻ります。
思う存分現在の子ども時代を楽しみ、ずるい大人達をぎゃふんと言わせます。とても楽しいお話です。
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薄い布で若返っていろいろな騒動しでかしちゃう、なんて
夢があるじゃぁないですか!何年経った後でもおもしろさが残ってるなんてすごいと思います(1999)
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84歳のエラババ先生はえらいえらい洋服研究家、長い年月をかけすごい服を発明!
ひそかに特別の弟子をさがしています。
ヒョコルさんは68歳でだんなさんと二人で暮らしている控え目な奥さん。
エラババ先生の講義に通っています。
そんな二人がエラババ先生が発明した秘密の服を着て街へ飛び出し、いや〜な大人をぎゅっとへこますから痛快
こんな素敵なおばあさんになれたらいいなあ〜
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【7/16】え〜、画像ないの…。とってもおちゃめなのに。一足早く、9月の本を探していたのだけど、こういう切り口もアリよね。なかよし二人組(コンビ)…でも括れるかな。9月の「これ読もっ!!」で紹介。
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こんなおばあさんいたら大変!
だけど、ほほえましい^^
凹んでる時に読むと、元気がもらえます。
児童書でこんなに笑いにはまるとは。
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高楼さん大好きだー。この人ほんっと女の子かくの上手いよなあ。ええ、女の子です。おばあちゃんでなく。 着たら若く見える服。しかも外からの見た目だけじゃなく、本当に若くなれるなんて、なんてわくわくする設定なの! そこでエラちゃんの行動力、もう最高!楽しすぎです。 あ、あと挿絵は高楼さんのお姉さんとのこと。 うわー文学一家だったのかなあ?
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エラババ先生は有名な洋服の研究家。長い年月をかけて、ついに若返る服を開発しました。透明なその服は、重ね着するごとにどんどん若くなるというもの。
エラババ先生は、講演会の生徒からヒョコルさんを招待。二人で若くなる服をいっぱい重ねて着て、8歳の子供になっちゃった!
子供になったら何をする?
デパートで食事。いばりんぼうのイヤな大人にいたずらしちゃえ!それからそれから、・・・子供たちのための「はらっぱ会館」の閉鎖をなんとかしよう!
いたずらなおばあさん、楽しい!
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とっても楽しい二人の女の子?エラちゃんとヒョコちゃんのお話。エラちゃんの知恵と行動力、ヒョコちゃんの度胸と器用さ、抜群のコンビネーションです。ドキワクしながら、ぐんぐん読めました。
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ラストは「スパイ大作戦」ばりの話もおもしろいが、「エラババ」「ヒョコル」「ホテル・ラリルレ」「ドンブリヤマ」「ピロコタリカ」「ゲゲノキ」「ガメテラ・カネゴロー」などという固有名詞の連発が楽しい。
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えらい服飾研究家のエラババ先生(84)が若返る服を発明。
弟子と見込んだヒョコルさん(68)とふたりで、子供になっていたずらをする。
これは楽しい。おばあさんたちが楽しそうでにやにやする。
子供になったら体がウズウズして飛んだり跳ねたり吊革にぶら下がったりしたくなっちゃって、でもおばあさんだから口が達者だったりお金を持ってたり度胸があったり小言をいいたくなったりもする。
子供の身体感覚とおばあさんモードのバランスが楽しい。
若返る話だけど、若返りの魔法にのっかるだけの話ではない。
おばあさんの時が素敵だから子供になっても魅力的なんだ。
すごいものを発明しちゃうエラババ先生も、いざとなったら縄梯子だってのぼっちゃうヒョコルさんも格好いい。
で、ふたりがやるのはいたずらといっても分別のあるおばあさんたちのすることなので、故無き迷惑行為ではなく腹立たしい大人をこらしめる行為。
遊ぶことが第一の目的で、それを邪魔されたからやりかえす。
いたずらのやり方が平和的かつ容赦なしなのがまた楽しい。
それにしてもなんて平均年齢の高い児童書だ。
孫とエキストラ的な子供たちを除いたら登場人物のほとんどが高齢者。
エラババ先生のおうちが秘密基地っぽくて素敵。部屋の中も外観も。
もっとおうちを見たかったけど、外を飛び回るのが魅力だからしかたないか。
年をとってから知り合って、「先生」と「生徒」だったのがタメ口の友達になる。
エラちゃんとヒョコちゃんの関係がまた素敵。
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大好きな高楼方子(たかどのほうこ)さんの作品。
一見3、4年生ぐらいからが対象かなと思ったけれど、結構内容は辛辣で意地悪…(^o^;)6年生、中学生でも十分面白いと思います。
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高楼方子さんは好きな作家さん。
ちょっと古い作品ですが、手軽に読める感じだったので手に取ったのですが、面白くてすぐに読み終わってしまいました♪
題名の通り、主人公は二人の「おばあさん」
80歳をこえたおばあさんが、8歳の女の子になって大活躍!
「若返り」って、誰もが一度は考えますよね?(苦笑)
違うかな?
体は8歳だけれど、頭の中はしっかり80歳で、見た目は小さな女の子なのに「おばあさん」が時々しゃべる言葉にあらわれたりして楽しい☆
子供の時の気持ちがいきいきと描写してあって、思わず「そうそう!」とうなずいてしまいました。
少し荒削りなストーリーですが、作者の高楼さんは、この頃から子供の内面を描くことがうまくて、のちの作品につながっていったことがうかがえます。
楽しい本が読めました☆
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とっても爽快なおばあさんたちの活躍。
おばあさんとは思えない、それもそのはず子供に
なってしまえるんだから!
そのための方法も誰も思いつかない。
これ以上は言えないね〜∧( 'Θ' )∧
楽しかった。オトナが楽しめるお話でした。
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えらい服飾の先生エラババ先生が開発した、
1枚着ると1歳若返るうす~い服。
弟子にとみこんだヒョコルさんと一緒に、何十枚も重ね着をして8歳の子供になり、えばった大人にいたずらしたり、子供の楽しみの会館を閉鎖から守ったりします。
そんな冒険を繰り返すうち、エラババ先生もヒョコルさんも、服を着ていない時でも子供のように元気になっていくのでした。