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◆きっかけ
虫歯予防の本を探して図書館で。
◆概要
・妊娠すると胎児から母親の歯のカルシウムが奪われて、母親の歯の質が悪くなるというのは迷信。いったんでき上がった歯からはけっしてカルシウムは奪われない。(p104辺り)
・ミネラル不足の加工食品で歯の質がドンドン落ちている…『微量元素と生体』(秀潤社)『はつらつ家族・健康を保つ食生活改善』(東京法規出版)の内容に触れ、説明。(p109辺り)
・日本では必須栄養素としてのフッ素がまだ認められていない。(p117辺り)
・魚油には脳の機能を活性化させ学習能力を高め、制ガン作用があり、目の網膜反射機能を向上させるDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれている。が、魚の脂肪は非常に不安定で酸化しやすい。酸化すると過酸化脂質としてかえって有害にもなりやすい。なるべく新鮮なものを調理してすぐ食べることが望ましい。(p128辺り)
・噛むことの必要性(p142辺り)
・永山久雄著『戦国武将の食生活』を取り上げよく噛んだと言われる家康の性格に触れている。(p147)
・幼児は、1才半〜3才ころまでの、脳が最も発達する段階に、食べることの楽しさを教えながら、噛むことを促す食事を与え、さまざまな食物のあること、かたさのあることを体験させることだ。それの繰り返しにより初めて、脳やあごなどが発達し、心身の発育にも好ましい結果をもたらす。(p148辺り)
→まさに今からじゃん!と、身が引き締まる思い。
・唾液の効用は、中国では紀元前から注目されていた。古典医学研究家の槙佐知子氏によると、老子が関守の尹子に与えた文献に口の別名を華池(カチ)という事になぞらえた記述があったことに触れている。(p157辺り)
◆感想
・食べることは心身の成長の基本。食事を楽しみ、よく噛みよく食べられるように、家族が楽しい食事の時間を過ごせるようにしていきたい。
・学校から帰ってすぐ勉強、塾、お稽古で体を動かして遊ばなければ、お腹は減らない。子供がペコペコになって、そしてバランスの良い美味しい食事を、楽しくゆっくり食べられる…そうありたい。空腹は最高のスパイスだもんなぁ。(p150、152辺り)
・フレッチャーさんの噛む健康法。(p154辺り)絵本も出ているようだし、内容がわかるようになったら読み聞かせたい。自分もあまり噛まず早食いする子供だった。噛むことの大切さを再認識。