投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「ねじまき鳥」から派生した、人を傷つける真逆の物語。
最後の最後に姿を消した島本さん。
なんだろう、案外好きだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
高校の頃センター問題集に載ってて村上春樹の語り口に感動して、大学合格したら即買った本。
でもあんまり好きじゃなかった。笑
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
これはかなり村上春樹の小説の中でも好きな部類かもしれない。他の村上春樹作品と決定的に違うのは、「僕」が何を選ぶのか意思表示をしているところではないかと。そういう意味でも、彼の作品としては異色と言えるのかもしれない。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
春樹さんの小説にしては案外普通だった。
読み応えがなかったと言えば嘘になるし、あったとも思えない…
どっちつかずの微妙な本だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
08年7月読 旅行に行く時に読むのが習慣になった村上春樹。他と同じだけど、スラスラ読めて、音楽ネタが入っていて…飽きないですね。初恋の人が忘れられなく、30代になって再会を果たすというような内容。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
う〜ん。こういう経験が無いからかな?それほど人を好いたことが無いからかな?かなりズレを感じてしまい他の村上さんが書く作品では出来ていた『僕』への投下が最後まで出来ず、遠くから眺めていることしか出来なかった。
そうなってしまった一番の原因は何より島本さんにイラっとしてしまったことかな。
前半は楽しめたけど後半はもうちょっと年を重ねたら分かるようになるのかな?
いつも以上に『?』だらけ、今までで一番響かなかったといえば響かなかった。
(2008.08.12)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
好きで好きでたまらない女性がいた
自分から手を離したその相手をいつまでも忘れられない男が
突然の再会に胸躍らせ同じ相手に二度目の恋をする
妻や子や現在の地位を捨てても本当にその恋に生きたいのか
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
作者らしからぬ感じのする現実的なお話。
「明日からもう一度新しい生活を始めたいと僕は思うんだけれど,
君はそれについてどう思う?」
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この作品の感想について、の前に一言。
村上春樹という男は、スコット・フィッツジェラルドという作家を敬愛し、
彼の故郷で2年余り生活をし、そこで2つの作品を手がける。
そして、彼がスコット・フィッツジェラルドを敬愛したように、
今の日本には村上春樹の作品を今か今かと待ちわびる村上病が発症しているのではないか!?
「国境の南、太陽の西」という作品は自分が読んだ村上作品の中では
最高傑作と呼ぶに相応しい恋愛小説であり、「ノルウェイの森」とは一味違う感じがする。
最初から最後まで温かい恋愛の流れではなく、寂しく、どこか抜けているような物語だった。
必ず、もう一度読むだろう。
そのときは、どこか違う温かい気候の中で海でも眺めながら読みふけたいものだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2008/09/05読了。
筋は意外と普通の恋愛小説。
幼なじみのファムファタールがいて、純愛するんだけど、結ばれなくて、結ばれても別れちゃうという。
ディティールが普通じゃないってことなのだろうけれど。
あとイズミが怖かった。ホラー。
しかし、村上作品って、どうしてこう登場人物同士が予定調和的に会話するんだろうな。
相手が何を考えているか分かっていて、でもわざとずらして会話してるみたいな。
一人称で構成されてるせいかな〜
あと、誰に感情移入して読めばいいかよくわからない。
世の中の村上春樹好きの女性たちは、一体だれに感情移入というか、小説世界の居場所として読んでいるのだ。
主人公のハジメくんに感情移入して、「島本さん…好きだ」っておもっているのだろうか。そんなわけないよな〜
島本さんは、なんというか、「キャラ」であって、同じ女性としての共感もあこがれも抱けないだろうし。
そういえば海辺のカフカもそうだったが、村上作品って女の居場所というか女の思考が入り込めないところがある。
だから読みにくいのかも。
もしかするとこれって、男性がコバルト文庫とか読んでいるのと同じ感覚なのだろうか。
男性による男性のためのおしゃれな恋愛小説ってもしかしたら村上春樹以前になかったのかもしれない。とか思う。
ディティールも含めて恋愛小説だと無限カノンの方がときめきました。
文学にときめきなんてもとめてもいけないのだろうが。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
今回ブログを書くにあたり、読み返した作品。記憶率20%
なかなか世間と折り合いをつけてて生きられないジャズバー経営者が、幼なじみの女の子に恋焦がれ、再会し、人生をやり直そうと決意する。
結末は、村上春樹にしては珍しく着地点が定まったもの。春樹独特のセリフの言い回しやセックス描写に安心させられる作品。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読む度にこの主人公の考えがより理解できるようになってきてる。
この作品は、主人公と島本さんが「一人っ子である」ということが物語で重要な意味を持っている。
一人っ子の俺は彼らの心情をもともと理解しやすく、それ故もっとも愛着を持って回数を読んでいる作品だ。
ただ、他の作品に比べて知名度が低めなのは仕方ないことかもしれない。
なぜなら、春樹はこの作品で新しい手法を用いたわけでもないし、描いているものも彼にとって目新しいものではないからだ。(逆の理由で、「ノルウェイの森」、「海辺のカフカ」などの知名度は高い)
でも、だからこそこの作品はとても洗練された姿をしていて、すんなりと体に沁みる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ただの不倫小説ではない。筋立てはそれ自体として読めば紛れもなく、中年の男が結婚生活と愛人との間で苦しむ道ならぬ恋の物語だけども。
僕にとって運命的な女性である島本さんについての描写は、僕が中学に入ったところまで。物語の冒頭で、島本さんが僕にとってどれほど重要で切実な存在かを最初に語りきってしまう。そしてその描き方は生き生きと美しい。
そして大人になった僕は、島本さんと再会する。
島本さんは、村上春小説の大きなモチーフである彼岸と此岸、あちら側の世界とこちら側の世界という対立を反映している。僕が再会を果たした島本さんが本当に島本さんなのか、実体のある現世の存在なのか大した問題ではない。
重要なのは僕にとって島本さんとは何なのかということであり、僕はなぜ島本さんに運命的に引かれてしまうのかということでしかあり得ない。
『さっきも言ったように、私には中間というものが存在しないのよ。私の中には中間的なものは存在しないし、中間的なものが存在しないところには、中間もまた存在しないの。だからあなたは私を全部取るか、それとも私を取らないか、そのどちらかしかないの。それが基本的な原則なの』
作品中の島本さんの台詞。
村上春樹作品の中には魅力的な女性がたくさん登場しているが、この物語の島本さんは"僕"にとって特別な存在だ。それは、"僕"にとって、島本さんというキャラクターをそっくりそのまま置き換えることのできる存在がいるからだろう。
物語のように、"僕"も彼女の姿を見失ってしまった。"僕"はあの時君の全部は取れなかった。そして彼女は、僕が全部取れないことを知っていた。
それでもいつか再会する時が来るならば、僕の人生においてどれだけ重要で切実な存在であったかを話せれば良いなと思う。
「『僕は君のことを愛している。それはたしかだ。僕が君に対して抱いている感情は、他のなにものをもってしても代えられないものなんだ』と僕は言った。『それは特別なものであり、もう二度と失うわけにはいかないものなんだ。僕はこれまでに何度か君の姿を見失ってきた。でもそれはやってはいけないことだったんだ。間違ったことだった。僕は君の姿を見失うべきではなかった。この何ヵ月かのあいだに、僕にはそれがよくわかったんだ。僕は本当に君を愛しているし、君のいない生活に僕はもう耐えることができない。もうどこにも行って欲しくない』」
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
村上春樹の本。
僕、この話嫌いなんですよね。主人公はしっかり収入のある仕事をしていて、できた奥さんがおり、家庭があり、まったく不満のない生活をしているわけです。しかしそこにかつて好きだった女性が現れて、だんだんと惹かれていき、主人公はすべてを捨てて、今あるまったく不満のない生活をすべて彼女との愛を選択するって話です。まあちょっと適当にまとめ過ぎだけどさ。
そこまで素敵な状況にありながら、すべてを捨てて彼女のもとに走るのはそれは愛ではなくて単なるエゴだと思うわけです。それはエゴだ。
とはいえ、そんな理性的な考えを吹っ飛ばすほどの狂おしいほどの純愛を書きたかったんだろうなとか思いつつ、そういうのを愛というのだろうとか思ったりして、僕がこの話を嫌いなのはきっと僕は一生こんな気持ちにならないだろうなと想像できるからで、まあそんなこんなですごく嫌いな話だけどすごく記憶に残ってます。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
あなたは自分だけでいろんなことを考えて処理することに慣れているのよ。
自分だけにそれがわかっていれば、それでいいのよ。