投稿元:
レビューを見る
この本を読む意義は何か。
無意識のうちに支配してくる信念からの自身の解放である。
「キリスト教教育によって、
われわれの大部分のものがいだきやすくなっている先入観をできるかぎり排除しながら、
カトリックとプロテスタントの両面から、
キリスト教倫理の全体を再検討する必要があることは、明らかだ。
特に幼年期にくりかえし強調された主張は、たおていの人に、無意識までも支配するような強い信念を植えつける。」
古典を読む価値はここにある。
常識の破壊、信念の再構築。
自分の慣れ親しんだ色眼鏡を叩き壊し、
新たな眼鏡を創造していこう。
投稿元:
レビューを見る
非常によく読まれたと思われる重要書。世の中を変えた一冊。必読。それにしても文化人類学的な知識はひどいものだし、ラッセル先生勝手すぎる。
投稿元:
レビューを見る
昔の人だ…と思う箇所はあったが、十分に面白かったし感動するパートがたくさんあった。
いろいろ考えることはあったが、最後の文章の「愛を恐れることは生を恐れることで、愛を恐れては人間は生きれない」という言葉がいちばん心に響いてきた。
投稿元:
レビューを見る
作品紹介
現代イギリスを代表する思想家であり、活動的な平和主義者として活動し続けたバートランド・ラッセル(1872-1970)が結婚と性道徳の諸問題を、個人のレベルから、夫婦,家族,国家,国際社会のレベルにわたって情熱的に論じたロングセラー。
既刊の『ラッセル幸福論」 「ラッセル教育論」とともに、ラッセルの人間観を伝える三部作(表表紙より引用)。