紙の本
半人前きつねの冒険
2002/06/27 00:52
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投稿者:さくらまち - この投稿者のレビュー一覧を見る
母きつねのもとを旅立ったばかりのきつねが、人間に化ける術を身につけ、兄頼朝に追われ落ちのびてゆく源義経と出会う…
義経と兄頼朝の争いは、縄張り争いでしかないと言いきってみたり、戦いをうまく避けるのが大将のつとめだと考えたり、歴史上のお客様としての視点のきつねの率直過ぎるほどの言葉の数々はまさに目からうろこ。失ってしまった何かを取り戻せるかも。
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白狐魔が本当に可愛い!そして、同時に一緒になって、切なかったり。「蒙古の波」「洛中の火」と現在(2006)三部目までは出ていますが、続きが気になるところ。(仙人さんがエr…げふん、よね、という評判もちらちら見かけたり見かけなかったり、私もそう思ったり/笑)
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キツネが仙人のもとで修行を、人間に化ける術を取得し、人間とは何かと答えを求めるファンタジー。
キツネは一度義経に命を助けられ、そして後に頼朝から追われている義経に巡り合い、キツネは義経とは
一体どういう男かと興味を持ちます。
そしてなぜ人間は殺しあうのか・・と疑問を感じます。
キツネを主人公に、キツネの視点からの義経達、人間の争いは読んでいて新鮮でした。挿絵もあり嬉しい。
一番印象的だったのは忠信の最期です。キツネと忠信は一番仲良しなのです。
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人間の生き方に興味を持った狐。
彼は仙人の弟子となって日々修行に励み、数々の術とともに化け術を会得する。
不老不死の仙人狐「白狐魔丸」がここに誕生した。
この「源平の風」では源義経主従の奥州への逃亡につき従い、義経の身代わりとなって死んだ佐藤忠信の最期に立ち会う。
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義経を扱った物語は星の数ほどもあるが、これはその中から拾ってきて読むに値すると思う。児童書侮り難し。
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白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになったきつね、白狐魔丸の人間探求の物語。第一巻にあたる本書では、世にいう「源平の戦い」にまきこまれたきつねが、兄頼朝に追われ落ちゆく源義経一行に同行、武士の無情を目のあたりにする。
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白狐魔記シリーズ第一巻。
【同族同士で殺しあう人間たちに興味を持った狐、白狐魔丸の物語。
時は鎌倉時代、仙人のもとで術を習った白狐魔丸は、人を探るうちにある武士と親しくなる。その武士は源義経の家臣、佐藤忠信。義経一行は頼朝の放った追手から逃げる途中であった…
人間はなぜ争うのか。人間のエゴをさらりと問いかけるファンタジイ。】
児童書なのに、何てテーマが重いんだ…。読み終わって、そう思いました。人間の争いを狐の視点で描いていて、おもしろいです。歴史も少し学べます。大人の方にもお勧めですよ♪
白狐魔記、大好きです!!しかしこのシリーズ、続きが出るのが悲しいほど遅い!!最低2年は待たせます……
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<白狐魔記1巻>
普通の狐が仙人に出会って、化け方を教えてもらって人間と関わっていくシリーズ。
出会う人間というのが歴史人物が多くて、小学生が読んだらいい歴史の勉強になると思います。
1冊目は源義経と弁慶と佐藤忠信が出てきて、狐は「なぜ人間同士が戦うのだろう」「武士ってなんだろう」ということに疑問を持っていきます。
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白孤魔丸の壮大な歴史ファンタジー第一作目。
このシリーズのなかで一番面白いと思う。
特にまだ普通の狐だったころ。
猟犬を殺す瞬間の冷静な命のやり取り。
この冷静さと目標に向かう強い意志が彼を育てる。
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子どもが読むものと侮るなかれ、私は最後のページで心底感動させられました。
私が佐藤忠信にオチたきっかけとなった作品です。
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時は源平の頃。
仙人に弟子入りしたキツネの物語。
とはいえこの仙人、かなりユルめ。
曰わく「滝にうたれて苦しむのは、
温泉につかって気持ちよがるのと同じだ」とのこと。
キツネの頭は「???」
力試しに人里に出ても、疑問は沢山。
どうして人間は兄弟で縄張り争いするんだろ?
食べもしないのに殺しあうのは?
なんで信忠は義経のために命を落としたがるんだろ?
・・・
まっすぐなキツネがかわいいの。
斉藤洋さんの
可愛い子には旅をさせろ的な成長物語、大好きです。
アニメにもなった
『ルドルフとイッパイアッテナ』を書いた人だよ。
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歴史とかが全く苦手で何も分からないまま
姉に勧められて読みました。
斉藤洋さんの話はいいですよね〜。
何が良いってよくわかんないけど
普通に好きです。
これ、本当、歴史苦手な人でも読んでほしい。
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ジャンルでいったら歴史大河ファンタジーみたいな感じ
白狐魔記は全部オススメ!
主人公は狐。
その狐から見た日本の歴史とその時代を生きた人々についての物語です。
まず、狐の視点からというのが面白い。
切り口が変わっているので、その時代の人々の生き方へ関する解釈も個人的に変わっているなぁと思いとても読み応えがありました。
とにかく続編が待ち遠しくてたまらない
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斉藤さんの本は、読みやすい。メッセージが理解しやすいですね。
私も全巻読みました。
主人公は、狐。
白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになります。
仙人から白狐魔丸という名前をもらいます。
そして、戦国の世のなかで、戦い続ける人々と知り合い、人間とは・・ということを知ろうとしていきます。
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再読。やっぱり斉藤洋さんはすごい。文章は簡単で、本自体も薄いのに、どっさり中身がつまってる。なにより、面白い!!!