投稿元:
レビューを見る
衝撃の一冊。
絶版になってしまいましたが、わたしの知る限り、日本人によって書かれたもので、これ以上、逆理について掘り下げた書物はないです(大森荘蔵除く)。
投稿元:
レビューを見る
江古田のブックオフにて購入。山川偉也先生の著作を読むのはこれで4冊目となる。ゼノンの主張が師パルメニデスの擁護に起因するものであったことは『古代ギリシアの思想』でも触れられていたが、ここではフーコーの「知の考古学」に倣い、古今東西様々な"論敵"らの駁論を取り上げ検証し、ゼノンしいてはエレア学派の思想を掘り起こすのみならず、それを"推理小説のように面白く、平易"な表現で一般読者に提示するという難業に挑んでいる。ピュタゴラス派、《パスカルの眼》及びベルクソンの章に見るべきものが多かった。
投稿元:
レビューを見る
ゼノンの「逆理」はトリックとかじゃなくて、根源的な問題提起であった!
一と多という根本問題のことを再確認したくて積読の山から掘り当ててきて大正解の書。
すごく大事なことが書かれていると思われた。
再読する。