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文庫化の報を聞いたので、もとの単行本で読む。
数度の公会議を経て、キリスト教の「正統」というものがいかにしてどのように決められてきたか、そしてそれによって「個」と言う概念が醸成されたかということについて書かれた本、で合っているとは思うのだが、いかんせん耳慣れない単語や人名が頻出する(勉強不足を実感)こともあって、半分も呑み込めていないのではないかと思う。読んでいて楽しかった、というのはあるのだが。
ただ、一つ実感するのは、いかに宗教とは言え結局は人の営みなのだな、ということか(もちろん個人的な意見であって、他人の信仰をどうこう言うつもりはありません)。
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タイトルだけみるとよくわからないが、目次ではキリスト教の教派を研究した本と理解される。しかし、最初の部分を読むと自分と友人のやりとりであり、ジェンダーの本のようでもある。宗教と国家についての紹介本で朝日新聞で紹介されていたものである。卒論でキリスト教を扱う場合には必読であろう。
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凄まじかったです。
これが専門家か…と見せつけられるものですが、初めの語りと中身の接合があまりに無いように感じたのですが、何かを主題に語るというより展開を底から攫っていくような営みに感じました。
西方と東方の違いや、公会議などについて。
恐ろしいほど調べながら、脳を滑る言葉に焦りながら読みましたが、また読み直そうと思います。
一生分、ヒポスタシス、三位一体、ペルソナなどの言葉を見ました。