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宗教・オカルト・アルコール・麻薬・マスコミ・異文化・家族など多くのモチーフを盛り込んだ、エンターテイメント物語。
マジで面白い!!
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ごくり、、、。
お芝居してる人だからだと思うけれど、活字のエンタテイメントがどういうものかって思い知らされる才能です
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高校生の時に読んだ。途中のアフリカ旅行の描写と謎の宗教の話に引き込まれたのを覚えている。しかしオチはかなりはちゃめちゃ。当時はくそ真面目に読書をしていたから憤慨したけど、今読んだらまた違った感想だろうなぁ。
1〜4まで(だったかな?)ある大長編だったような気がするけど、楽しいからすぐ読める。
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呪術を専攻している大学教授が怪しい超能力を暴くという話から、どんどん話が転がっていく。テンポのよい展開と個性豊かな登場人物でページを繰る手がとまらない。
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中島らも渾身の(かどうかは知らないが)長編。
(3)まで出てます。
普通の読み物としてもおもしろいし、いかがわしい儀式とか宗教とか超能力そのへんのくだりだけでも充分楽しめるし。
めっちゃ長いのに3冊まとめて1日で読んでしまった名作。
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まずは一冊目です。
姉が背筋が凍るほど怖かったといっていたので、興味本位で購入しました。一巻はさほど怖くもなく、どちらかというとスカッと爽やかな印象です。ただところどころにちりばめられた伏線っぽいものが、今後どう動くのか気になって仕方ありません。
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全3巻。登場人物たちに一貫しているのは正の力というかメジャーで善良な性格で、適当そうならも氏の根底にもこんな正しく善良なものが流れているかと思うと意外だ。「呪いは草原に転がる石と同じように、そこに実在する」という言葉が印象的。例えば色覚がなければこの世に色が存在しないのと同じように、呪いセンサーを持つ者同士でかけたりかけられたりすれば、呪いはそこに存在する。ある日、全人類が「魔法」の存在を心底信じたら魔法も生まれるのだろうか。そこいくと、「神」はかなりイイ線まで生まれている。「音楽」や「芸術」はすでに生まれている。
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深夜ひとりで読むと怖い。
物語の登場人物バキリ。Fateに出てくるマキリのモデルになった…
のかなと。呪術師だし。
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中島らもの長編名作(全3巻)。
出だしの宗教話で断念する人も多いが、その先にはアフリカを舞台にした不思議の物語が。のめりこむように読破することうけあい。
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読み物としてはとっても良い。ストーリーも万人向けで分かりやすく、映画化してもおかしくないし面白い。ただ中島らもは何故これを書いたのだろうと、とても不思議に思う。らもさんらしく見えて、実はとってもらもさんさしくない作品。でも好き。
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アフリカの呪術に関する研究をする民族学学者、大生部は8年前アフリカでの現地調査で気球の落下事故により長女を失った。それ以来、大生部はアル中に、妻の逸美は精神を病んだ。大生部は超常現象系のテレビ番組に出演したりして、次期アフリカ調査のための資金を稼いでいる。逸美は心の救いを求めて、インチキ新興宗教に入れ込んでしまう。大生部はテレビ番組で知り合った「超能力狩り」の異名を持つマジシャン、ミラクルとともにインチキ教祖の超能力を暴き、逸美を取り戻した。そんな大生部一家にテレビ局から新しい企画が持ち込まれる。大生部ファミリーアドベンチャー・イン・アフリカとでも言うべきその特番で、大宇部、逸美、長男の納、研究助手の道満、超能力青年清川、テレビスタッフ六名はケニアに飛んだ。現地で大阪弁を喋るガイド兼通訳のムアンギと合流し、村全体が呪術師の一族で構成されるという「クミナタトゥ」という村を目指す。通過地点の村で一番力のあるといわれている呪術師オプルをたずねると、不吉な予言と「バキリに近づくな」という忠告をうける。それを半ば無視する形でクミナタトゥに到着する一行。8年前の調査時に村を訪れたことがあった大生部だったが、村の変わりように唖然とする。なんでも7年前虹の出た方向からアルビノで盲目の呪術師バキリとその弟子キロンゾが村にやってきて以来、バキリと村の呪術師は緊張状態にあるらしいのだ。バキリの力を恐れる村人達。長老の制止を聞かずバキリの取材を大生部達は敢行した。バキリの強大な力の秘密は彼のキジーツ(呪具)に隠されているらしい。夜中にバキリの家に忍び込んだ道満はキジーツの秘密を目の当たりにする。そしてキジーツを奪って一行はケニアの地から逃げ出すように去る。日本で漸く平和な暮らしを取り戻した大生部一家。しかしバキリはキジーツを取り戻すために日本に潜入していた。次々に殺されていく関係者。そしてついにバキリと大生部のテレビ対決が組まれる。果たして生き残るのは・・・。
中盤まではそこそこ引き込まれた。しかし終盤ちょっと拍子抜けしたかな。
私としては呪術というものが実際に現代科学の理解を超えてあるのかないのか、ということを明らかにする必要はなかったと思う。例えるならば、ホラー映画で正体のわからないものに追いかけられるのは怖かったのに、実際に化け物が出てきたら笑ちゃってどうしようもなくなる感じ。リングで貞子がテレビから出てくるのは可笑しいと思ってしまう感覚。・・・わかりにくいか。
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翻訳中に日本語のリフレッシュによく読み返す本があります。これはその一冊。右脳、左脳という言い方はありますが、どちらにも収まらない呪術パワー。ヨーロッパ産ファンタジーとはちがったアフリカの泥臭さを十二分に感じさせてくれます。ぼくのエネルギーの充電源には庭いじりとか祭りの写真撮影とかいろいろありますが、もうひとつ日常的に大切にしているのがアフリカの仮面。なんだかんだ30以上集まってきました(いっておきますが、集めたのではなく、集まったのです!)あの造形の力にはものすごいものがある。この本にもおなじ匂いを感じます。
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めちゃくちゃ面白い。3部に分かれてて、ひとつずつ舞台とか、扱う題材も少し変わるのが面白い。一人ひとりの登場人物も魅力的。人類学、民俗学好きにはたまらない。
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中盤まですごく面白かったのになー。
資料の調べ方と量が半端じゃないので内容の裏付け力と厚みが断然違う。なので終盤、スプラッタものになってしまったのがとても残念。
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文庫版では全3巻です。中島らもの傑作長編。推理作家協会賞受賞作。ミステリというよりは実に中島らもらしいエンタメ。最高に面白いです。主人公はTV出演して研究費を稼ぐ呪術学者。第一巻は宗教にハマった妻を助け出すまで。