投稿元:
レビューを見る
VIPのみを会員とし、秘密厳守を信条とする異色の調査機関、探偵倶楽部の活躍を描いた短編集。
そこも秘密なのか、基本的にどの短編も事件解決までの道筋は不明。決められた日時までに調査報告を持ってきて説明するという流れ。謎解きといえば謎解きなのだが、その過程を楽しみたい人は少し物足りなさを感じるかもしれない。
それよりも事件周りの人間関係に面白さを感じるものが多い。人の顔の裏に隠された本当の顔が垣間見られる。
投稿元:
レビューを見る
再読。結末が思い出せず読み始めると面白かった。
短篇なので読みやすく、どの話も こう繋がるのか!と痛快。
〝薔薇とナイフ〟が好み。
投稿元:
レビューを見る
映像化したら誰が演じるかな、この男女を。と思って調べたら、嘗て谷原章介と松下奈緒でドラマ化したそうな。まぁ「人間の証明」の時は松下奈緒の相手役は、宮崎あおい元旦那だったがな。谷原章介と組むなら、「モップガール」の北川景子が、本作に合致すると夢想する
投稿元:
レビューを見る
「東野圭吾」の『探偵倶楽部』を読みました。
5作連続の「東野圭吾」作品。
「東野圭吾」って、次々と読みたくなる魅力があるんですよねぇ。
-----story-------------
「お母さん、殺されたのよ」―学校から帰ってきた「美幸」は、家で母が殺害されたことを知らされる。
警察は第一発見者である父を疑うが、彼には確かなアリバイがあった。
しかしその言動に不審を抱いた「美幸」は、VIP専用の調査機関“探偵倶楽部”に調査を依頼する。
探偵の捜査の結果、明らかになった意外な真相とは?冷静かつ迅速。
会員制調査機関“探偵倶楽部”が難事件を鮮やかに解決。
-----------------------
VIPからの依頼を専門に請負う、会員制調査機関「探偵倶楽部」の活躍を描いた連作短篇集で、以下の五篇が収録されています。
■偽装の夜
■罠の中
■依頼人の娘
■探偵の使い方
■薔薇とナイフ
冷静沈着で確実に依頼内容を遂行する「探偵倶楽部」の二人が、終始、脇役に徹していて、主人公となるのは依頼人のVIP(「探偵の使い方」の依頼人はVIPじゃなかったようですが… )なので、一般的な推理小説とは設定が異なりますが、その、ちょっと変わった感じが、独特の雰囲気を出していて良かったですね。
個人的には、死体が消えちゃった「偽装の夜」と、二重三重のどんでん返しのある「探偵の使い方」が好みでしたね。
連作ドラマにしても楽しめそうです。
続篇があってもイイくらいの出来だと思いますが、残念ながら「探偵倶楽部」は本作品にしか登場しないようです。
投稿元:
レビューを見る
怪しい人々以来の東野圭吾、最近短編集ばかり。短編集と言っても、今回は探偵の固定キャラがテーマ。短編要素が強いけど、人間関係やらネタバラしがまあまあ凝ってて頭は使った。探偵はそれほど出てこないので、全編淡白な印象。
投稿元:
レビューを見る
【再読】
再読とはいえ、私のこの本は2001年秋の第11刷発行のもの。約20年前に読んだであろう内容は全く記憶がなくて初読の感覚でした。
連作ミステリになるのかな?短編ではあるもののしっかり本格で面白かったです!東野圭吾さんが本格ミステリを書いていた時代のなかでもかなり好きな一冊かも。この時代の東野圭吾作品を本棚から引っ張り出してきて再読しよう!
投稿元:
レビューを見る
短編集で、タイトルの割に探偵が出てくるシーンはすごく少ない。
事件の概要やそれに関わる周りの人たちの会話が大部分で、探偵は最後の方に出てきて事件の顛末を説明する感じで、ちょっと珍しいかも?
普通に面白かったけど、読んでると眠気が、、そしてあまり印象に残らなくて。
長編ミステリーの方がいいな。
投稿元:
レビューを見る
短編集だったので隙間時間に読了。
会員制のVIP専用調査機関の探偵倶楽部。
基本的に男性と女性のペアで仕事を行なっているがどんな風に調査したのかなど探偵倶楽部の出番自体は少なく事件の受注と依頼主への報告でほぼ終わってしまう。
もっと探偵の出番があるのかと思っていたので少し物足りなく感じてしまいました。
投稿元:
レビューを見る
東野さんの短編集を読むのは、多分初めてだと思う。
読みやすくわかりやすい文章なので、移動中にどんどん読めてしまう。
設定や内容もおもしろかったと思う。
特に本来なら主役であるはずの探偵2人が、感情もプロセスも全てすっ飛ばして、結果のみ突きつけてくるのがよい。
ドロドロした場面をスパッと切り裂くレポート用紙が小気味よい。
続編がないのが残念だと思った。
2024/03/08 15:20