Mに読ませようと思って買った本。バレエダンサーをめざす10歳の少女ロッテは才能を認められ、町のバレエ学校から寄宿制の王立バレエ学校への入学がゆるされる。そこでさまざまな困難を乗り越えていくロッテの成長物語といえましょうか。子ども向けの本だけあって単純明快。ところが最後の一行を読んだら思わず涙が出てきてしまいました。「アルジャーノンに花束を」の時と同じ現象。それが意外だったから久々にピックアップです。どんなことをするんでも、忘れちゃいけない「心」ってあると思うんですよ。「Listen to the Nightingale」……どうしてこっちがタイトルにならないんでしょうねぇ?'99