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日本の話なのに外国のファンタジーを読んでるみたいでした。表現がすごい独特で完璧についていく、ってことは難しいけど、読んでるだけでその世界に引きずり込まれます。こういう類の話に慣れてる人はおもしろいんじゃないでしょうか。
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世界観の違いが生むものを書きたいのかな、と言うのはまぁうっすらと分かったんですが。如何せん中途半端でした。てか多分そこまで書きたいものがないんだと思います、この人。地の文も説明が多すぎるし、胡散臭いファンタジーな仕上がりです。でもそれが好きな人は好きだと思います。
軽いし。半分頭寝てても読めます。
イージーリスニングみたいな感じ。
ケニー・G(イージーリスニングだっけ?)みたいな。
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『マルドゥック・スクランブル』著者のデビュー作。この本が出たときに電車で見かけた広告まで覚えているのに、いまさら古本で3,000円も出して買った挙句に、最近復刊されました記念にアップしときます(それより『ばいばい、アース』を文庫で復刊してほしい)。その後の西洋のSFやファンタジーをベースとした展開と違い、こちらは日本の陰陽道や修験道などを重点的に織り込んだ内容。とはいえ言葉遊びは健在だし、いかにも彼のデビュー作らしい出来です(そしてスニーカー文庫なのに、一番出来のいい人物は30代のヤクザでした)。高校卒業記念に書いたというものなので文章の気負いはそれなりですが、私は結構楽しめました。
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現代のような創作のような世界で繰り広げられていましたね。
父の「土の絵」と言う作品に呪われた(?)少年・志斐誠と、
「つちのえ」と言う名前を持つ戊と言うふしぎな少女。
その弟・申(穂)
黒羽組の藤堂
~~敵~~
黒文字組(うろおぼえ) オッドアイの沖
蛭雪
こう、誰も幸せにならない感じがwww ←
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第一回スニーカー大賞金賞受賞作品。
極道の男と、古から続く贖いの少年との出会い。
父が残した絵に、じわじわと体を蝕まれていく青年と、尋常ならざる力を持った黒髪の捜索者との出会い。
赤い瞳の異能力者とヘテロクノミアの異邦人との出会い。
あらゆる出会いが重なって、血で血を拭う物語が生み出される・・・。
夢枕漠と菊池秀行を足して、2で割ったような感じだなぁ。
この作者のデビュー作との事。
この後描かれる作風と、かなりかけ離れているのでびっくりでした。
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第1回スニーカー大賞金賞がこのような作品であったことは、非常に衝撃を受けました。読みやすいとも言えず、共感や爽やかさと言ったものとは無縁。しかし読めば「天才」であることは確かに読み取れる、そういう作品です。
この後作者は売れっ子になるわけですが、その間に苦難の時期がありました。最初から本書が文庫で売られていれば? と思わずにはいられませんが、転載は何とか再び見つけられるものだ、ということもまた示してくれたと思います。
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世界観は面白かった。
あれはなんだろうなー。陰陽術でもないし、密教でもないだろうし。
極道モノと、「裏の裏の裏社会」のヒトとをぶつける荒業は17、 18歳の青い頃じゃなきゃ、できないと思う。
キャラも、たっていてなかなかよかったと思うんだけど。
読み終わった後の感想は「ナウシカ」の焼き直しっぽいなー。(アニメじゃなくて、漫画のほう)。バックボーンにあるものが似ている。
後はうーん。菊池秀行とか、孔雀王とか。なんか似たようなものは思い浮かぶけど。良くも悪くも「若い」勢い。かな?
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これが……デビュー作……(絶句)設定は骨太な伝奇浪漫、そこに人々の欲望と狂気と愛情が混ざりあって曼荼羅を練り上げている。