紙の本
想像力を味わって
2017/01/05 09:55
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語に時折登場する架空のお菓子「チャズ」が実においしそうだ。大学で文化人類学を学んだ著者らしい1冊だ。
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ファンタジィ小説の主人公が槍使いの用心棒、というのはともかく、それが三十路過ぎの女性となると、かなり珍しいのでは。人物や世界が綿密に設計されていて「極上のタペストリー」と評されるのも肯けます。
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「食べ物や食事がうまそうに描写されている児童文学作品にハズれはない」という個人的なジンクスがあるのですが、これもそんな一作でした。
(冒頭に出される食事のおいしそうなこと! そしてタンダの作る粥も!(笑))
ファンタジーで児童書であるにも関わらず、主人公が30歳の女用心棒。
まずこの設定に度肝をぬかれた。ある意味異色であったかもしれない本作ですが、アニメにもなり漫画もされ、と、すっかり人気のシリーズになったのは嬉しい限りです。
水の精霊に卵を産みつけられて、〈精霊の守り人〉とされてしまった王子をつけ狙う刺客、彼を喰らおうと狙う魔物から守るために雇われる主人公――― という王道の始まり。主人公もわき役も、悪役もしっかりとこの物語の大地に足をつけて生きているのが伝わってきます。そして、皆が文句なく魅力的。うすっぺらな人物が一人もいないというのがこの作品の一番素晴らしいところではないか。と。
薄い人間が一人もいないだけに、また、物語のラストシーンでは泣けて泣けて仕方がありませんでした。
閑話休題。
ざっとレビューを見ていて思ったのですけれど、児童書に分類されているというので、なんだか不当な扱いを受けているような気がしました。
子供相手につく嘘(ツクリゴト@創作)というのは、ある意味、大人相手のものよりも、徹底してそれっぽさを出さないといけないので、難しいと思うのですが……。
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30歳の女用心棒バルサを主人公に、人の世界と精霊の世界を描いたハイファンタジー。野間児童文芸賞を受賞した作品で、『闇の守り人』『夢の守り人』『神の守り人(来訪編)』『神の守り人(帰還編)』と続く「守り人」シリーズの第1弾。
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日本のファンタジーだって素晴らしいぞ!
事件に巻き込まれながら、自分の過去に向き合ってゆく、三十路の女用心棒が主人公
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純和製ファンタジー。とにかく凄い!主人公が30代の女戦士というのも斬新です。一応児童書ですが、大人でも十分楽しめます。そして萌えもある(笑)
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これねー、香港芸能に興味ない人には申し訳ないんだけど、ぜひ香港明星キャストで見てみたいんだよ。主人公のバルサはミシェル・ヨー、相方のタンダはトニーで。王子チャグムはニコをイメージしてたんだが育っちゃったからなー(笑)。
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学生のころ貪り読んだ本。図書室をフル活用して読みました。当時、主人公が少年少女じゃないっていうのが新しく感じました。とにかくかっこいいんだよ…。
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「守り人」シリーズの第一弾。挿絵を描かれてるニ木真希子さんが良い味だしてます。勿論作品もいいですよ〜。
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『十年ごとに行われる精霊の儀式』しかし、それを行う為の伝承は、この地にを支配した『王族』によって失われてしまっていた……
この年、その精霊に選ばれたのは『王族の王子』だった……
……久しぶりに本屋に行くと、『アニメ化』の帯がついていました……NHKアニメなので質はいいでしょうが……物凄く複雑です。
挿し絵の雰囲気が壊れそうなのが……怖い。
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バルサ、かっこえぇv
惚れ惚れしてしまうようなかっこよさですよ。ホント。
バルサンとか言い間違えそうになったのは、秘密秘密。
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本棚でこの本を見つけた時、とてもうれしかったです。小学校の時に初めて読んで、子供心にとても大きな衝撃を受けたことを覚えています。大人になった今、再びこの本に出合えたことにおどろき、またこの歳でも十分楽しめる作品だったことにも驚いた。
あれから十年以上たって再びこの表紙と出会うことになるとは思っていませんでした。今思うと子供にしては難しい部分もあったのではと思います。でも引き込まれる物語の展開、鮮明に浮かび上がる背景は変わらないものでした。10年前とは違った風景だけど、再び子供の頃のように引き込まれ、十分楽しめました。
主人公の30歳、女性という人物に昔はなかった親近感、憧れ、そして発見があらたに加わりよりよい刺激になりました。子供には子供の、大人には大人の楽しさを味わうことが出来る作品です。
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ファンタジーの登場人物って、少年少女が多いのが普通だけど、この本の登場人物はおばさんっなのっ!!(驚)
始めはそんな設定に慣れず、買うのをためらっていたけど、買って大正解な本でした☆
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2006.01. 現実にない世界、言葉、力強く生きる人々。魅力満載のハイファンタジー。王の陰謀で殺されかけるチャグムを、女用心棒のバルサを筆頭に頼もしいメンバーが守ってくれ、同時に鍛えてくれる。泥臭いけれど、とても魅力的なキャラクター。あちらの世界に引きずられそうになるチャグムをどうか守って・・・!小学生の時からの愛読書。
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上橋菜穂子さんの大ファンとしては、せっかく(借りてみたWeb本棚、初めに入れるのはこの本でしょう。
小学校で出会って以来この守り人シリーズ、大好きです。
緻密な世界設定には感服です。
ナユグと自分たちと、隣り合わせの二つの世界…ただ面白いだけでなく、考えさせられる小説です。
上橋さんのファンついでに色々調べたのですが、上橋さんはオーストラリアの先住民アボリジニの研究をされていた(いる?
)そうです。それを意識して読むとまたこの作品に深みが加わるように思います。中心にこそすえられてはいませんが、非常に重く、深いテーマを持った作品です。