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うーん…読後、「だからどうしたの」って思ってしまった…。話の前と後の世界に違いを求めてしまうのは安易なファンタジーやSFの読み過ぎかな?
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高校生の時 古典の先生に職員室に呼び出され
なぜか勧められた一冊。
「きっと 好きそうやし 読みなさい」
当時 古典の世界が大好きだったわたしは
古典文体でつづられた「金色夜叉」や「たけくらべ」を必死に読んでいた。
難しいなあ・・・と 先生に相談に行ったりすることもありました。
おどろおどろしいタイトルに
勧めていただいたにもかかわらず 手にすることなく過ごしていたのですが
高校を卒業してから ふと紀伊国屋で足が止まり
扉を開いてみると・・・・
作者の作風 独特の土地の湿度・・・みたいなものが感じられる
古事記、風土紀に通じる世界観。
おすすめです・・・
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四国は死の国−。英語圏での13という数字が死神をあらわすものと同様に、日本では4という数が死につながる。そして四国という国の特異性。
死人がよみがえる、四国は死の国。いくつもの暗喩に四国に関わる他作品が思い出された。
四国という舞台の中で、本来ならば当たり前であるべき男女間の人間関係が影を落とす。
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四国(死国)と「逆打ち」(八十八ヶ所を逆に回って死者をよみがえらせる儀式)が現代人とうまく組み合わさっています。
民俗学的な伝承の残る「村」という観点もわかりやすく、楽しめる作品でした。
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こういう、歴史や迷信、言い伝えなんかが絡む話ってけっこう好き。骨子がしっかりしてればそれだけで雰囲気出るし。そういう意味ではこれも楽しめたかなぁ。でも結末が安っぽくていまいち好きになれんかった。途中まではよかったんだけどな。
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怖くなかったし、テンポよくて読み易かった。
沙世里の「もっと生きた(かった)」という台詞と、史也の決断は好き。
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2008/07/30読了
岩井志麻子的などろどろと生臭いのを求めて読んだのでちょっと肩透かし。というかラスト納得いかNEEEEEEEEE
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官能的な小説ですが、幾つも映画化されるということは、
大衆受けが良いのでしょうか?
しかし、映画ではほとんど、
内容的な雰囲気は表現されていないのが、たまにきず。
どろどろとした人間の感情を
人という感覚ではなく、
違うところから表現しているところに、魅せられます。
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東京から、故郷である四国、矢狗村を訪れた比奈子。
初恋の相手だった文也と再会するが、比奈子が東京へ行ってから死んだ友人の霊による事件が起こる・・・
久々に読んだホラー、ミステリー?でしたが、面白かったです。
四国が死の国と呼ばれる所以など、参考になる話もたくさんありましたし。
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四国(死国・しこく)に昔から伝わる話。お百度回りを逆に巡ると死んだ者が生き返るという。遍路 四国霊場巡礼を続ける男。何十年振りかにふるさとに帰ってきた主人公が感じる 死んだはずの幼なじみの視線。
こわ~い。やっぱり 古い言い伝えがあるような田舎ってやっぱコワイ。山に囲まれて、騒音がないところは何かが出てきそう。一人で暗い場所では読みたくないね。
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お遍路が右回りなのは生の結界を作る意味がある、ってのは面白いと思いました。
死霊が溢れる際の情景描写はすごかった。
あれほどまで生に執着があるものなのか。後悔しない生き方をするのが大事ということを考えさせられます。
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20年ぶりに故郷でもある高知の矢狗村を訪れた比奈子は昔の友人であるサヨリが事故死をしたことを知る。
伝統の血筋を絶やすことを認めない母親の照子はサヨリを蘇らせようと四国八十八ヶ所の霊場を逆に周りサヨリを含め死者を四国に蘇らせようする。
10年前くらいに読んだのを読み返してみました。
当時中学生ながらに怖かった記憶がありましたが今読んでもやはり怖い。
死者が蘇る。有り得ないが文章の中には確かに死者が存在していました。
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四国は死国、という話や古事記の引用などを使ったエピソードがとても面白かったです。日本で最初に生まれたのは淡路島。「阿波路島」とも言い換えることができるこの島は四国の阿波(現在の徳島)へ続く道、という意味。つまり四国は日本でも最初のほうに作られたとても重要な場所だと説明されているんです。土俗的なことにも触れられておりとても日本らしい話だったような気がします。
<ネタバレ>
日本人は古来から霊、自分達の先祖を大切にするものです。霊は私たちにとってとても身近な存在。死んでしまった人はこの世に関わることはできないんだけども、ある条件が揃ってしまった時、霊は身体を持たないものとしてこの世に蘇ります。莎代理の蘇りはほんとに怖かったです。夜一人じゃ読めなかったし、何度も鳥肌がたった。すごく怖かったけど、何故か読み終えないと更に怖いことになりそうな気がして止めることもできませんでした。
ラストはなんだか切ない。莎代理があんなにも怖かったのに、それも消えて、ただ切ない気持ちが残るだけでした。これは比奈子の心の成長の話でもありました。引っ込み思案だった比奈子はもうここにはいない。これからもずっと、3人のかごめかごめは続くのでしょう。
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こっち系のホラーはあまり怖くない。そうなっちゃうのか!はっきりしとけよこの面食いがぁ!って結局色濃く残るのがそこ。
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四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆さに巡ると死者が甦る…、というお話。
読んだことあるんですけど、10月に四国に行く機会があって内容忘れてたのでもいっかい読んでみました。
が。
怖いよー。
うわーん。
お風呂でシャンプーのとき目開けられないよー。