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IBM Systems journal, Hewlett-packard journal, IEEE Software, Computerの各誌に掲載されたクリーンルーム関連の論文がまとめられています。
特に、クリーンルームを導入する際のポイントについて、初期導入、本格導入、高度導入のそれぞれについて、
・ 管理とチーム作業
・ ユーザとの関係
・ 増分開発
・ システム仕様定義
・ システム設計と実装
・ 正しさの検証
・ 統計的テストと信頼性の保証
・ 工程の改善
の局面ごとにまとめられた表があるのですが、参考になりました。
ところで、Harlan D. Millsの「構造化とオブジェクト指向を統合したボックス構造化手法」の今後の課題のところに、「現在のボックス構造化理論は、順次処理システムの設計と検証に対応している。最新の研究で、ボックス構造化手法を並列処理システムの設計と検証まで拡張した。しかし、リアルタイム・システムの開発の複雑さを完全に扱えるようにするためには、さらに研究が必要である。」とありました。この論文が書かれた1993年から15年経っているので解決されているのでしょうか?