紙の本
評判の才媛、高校生の”倉橋さん家の数子さん”。その実態は!?
2001/02/05 22:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もぐもぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただの才媛じゃない、悪知恵と一途な恋心を持つ数子さん、そして彼女と同居生活を送ることになった漫画家志望の家弓と浪人生の勉。“同じ屋根の下に過ごす男女には何時の間にか恋が芽生え…”なんて、普通の小説ならそうなんだけど、全くそんな方向には進まない、めちゃくちゃおもしろい展開を見せてくれるお話。ホモあり、報われない恋(コメディ)あり、漫画家の修羅場ありと、北海道を舞台に高校生活と雑居生活を謳歌するどたばたコメディ!?
なかでも数子さんと、彼女の恋する譲叔父様の新妻清香とのバトルは必読!
投稿元:
レビューを見る
男女数人の同居の話ということで、よくある恋愛モノかなーと思いきや、そうじゃないのがさすがの氷室さんv
実家に同居してる血のつながらないカッコいい叔父さん、その人への恋心から万能優等生を演じる主人公(でも実は奔放な女の子。そう。女の子って「演じる」生き物なんだよね!)、美しいホモの男友達(この頃からちょいBLは既に少女小説の領域に?)、変わり者のヒドラ教授、漫画家を目指して一人暮らしする氷室さんの投影みたいな女の子、お金持ちの浪人生と多彩なキャラクター。
その人たちが奏でるドラマがまた面白い。
あることを目指そうと思えば、それが上手く行かず、実は○○の陰謀で、壁にぶちあたるんだけど、知略をふりしぼってそれを乗り越える。
目的を持って強く生きる女の子たち。それを彩る男の子。
ミステリー仕立てもあり。
ザッツ・氷室スタイル!文句なしに素晴らしい。
投稿元:
レビューを見る
血の繋がらない叔父さんに恋をしてしまい、家でも学校でも、成績優秀万能な優等生を演じている主人公。
叔父さんが結婚することになり、ショック・・・。
親の知人の留守番をすることになったが、次々に同居人があらわれ、いろんな出来事に巻き込まれる。
<2>に続く。
投稿元:
レビューを見る
2014.02.17
小学生の時、この本が大好きで何回も何回も読み返したことを覚えています。最近、近所の図書館にあるのを知って、即借りました。
何回も読んだけど、このテンポのよいドタバタ劇はやっぱり面白い!
そして登場人物がみな美少女、美少年、美青年で、この人たちが現実にいたらどんなに見目麗しいんだろうとうっとりと妄想した事を覚えています。
数子も、家弓も、勉も今読んでもまったく色褪せず良いキャラでした。
この本に再開でき、懐かしい友人に会ったような懐かしくて嬉しい気持ちでいっぱいです。