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重さ暗さにどこか独特の味がある。
2001/05/30 23:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyagi aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気俳優である佐伯の息子、直紀は大事故により顔を含めた全身に怪我を負いながら何とか命を取り留めた。手術によって奇跡的に以前と変わらない身体を取り戻した直紀だが、以前とは全く違った性格になり、佐伯にべったりと甘えるようになって…。
サスペンス的な要素が強く、佐伯が少しずつ息子の存在を疑うようになっていく様子がスリリング。直紀が佐伯に性的な関係を求めるあたりはかなりアヤシイ雰囲気でドキドキします。
最終的に息子が偽者であると結論を出した佐伯が、しかしその真実にあえて目をつぶる姿に奇妙な味がありました。この小説も他の二編も、重く暗いどこか閉鎖的な雰囲気に気がつけば引きこまれているような、独特の魅力を持っています。
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