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日本シリーズも終つてしまひましたね。聞くところによると、讀賣なんとかといふティームが勝つたさうです。いや、めでたいめでたい。
毎年日本シリーズには予期せぬドラマが生れます。大杉選手のホームランはファイルぢやないかと揉めたり、石ころ審判に打球が当つたせいで田尾選手がアウトになつたり、「巨人はロッテより弱」かつたり(しかし加藤投手は実際には「ロッテより弱い」と発言してゐない)...
さしづめ今年は、危険球捏造プレイの選手と、それにまんまと騙された審判がのちのち語り草となりさうですな。
『日本シリーズ 名勝負物語』は、さういふ過去の名試合名場面を、独特の近藤節で料理した一冊であります。ちよつと独特すぎるところもありますが。
例へば、オリックス仰木監督(当時)の作戦と忠臣蔵を関連づけるのは、無理があるやうな気がします。
まあしかし我我の日常にも通じる教訓も満載だし、野球好きなら愉しめる読み物と申せませう。
http://ameblo.jp/genjigawa/entry-11397033207.html