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フランス語はカテドラルのような言語…。私にとって、この本はフランス語にどっぷりつかった学生時代に感じたことを代わりに代弁してくれているようです。
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10.06.25購入 1930年生れの著者が1961-62年の留学経験を元に1969年に出した本が文庫化されたもの。英語がフランス語を浸食する様子を書いた部分にも60年代といふ時代を感じる。今から見ると古くなつた記述もあるか?
フランス語学習者には有益な情報が多い。個人的には、第二章の2「フランス人の生涯」が有益だつた。
文庫版まえがきにあるやうに「日本人学生とフランスとの一接触点をうかがわせるドキュメント」にするのなら、初版の「あとがき」も載せた方が良かつた。
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著者の留学経験を元に著され、幾度か版元をかえて出版されているようです。内容が幾分古いところもあるとしても、フランス語とともに暮らしや文化への言及もあり、全体を通してフランス語学習者にはとてもためになる内容であると思います。
また、フランスの若者言葉やふつう生活の中で使われているフランス語という項目はとても興味深く読ませていただきました。ほかにも聖書に由来するフランス語の表現という項目も、面白かったです。
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フランス語を勉強したことのない当方なので、コメントをする資格はありませんが、著者の導くままに、美しいフランス語の世界を垣間見た気分になりました。そして行きたいですね。フランス。
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英語が国際言語としてその地位を確立してしまった感のある中、今なお頑なにフランス語へ言い換えようとするのはなぜなのか、フランスのフランス語に対する思いや誇りはどこからくるのか…。この本が最初に書かれたのはもう50年前になるし、文庫版も約20年前に出版されたものではあるが、それらを知ることができ、フランス語の深さや美しさを改めて認識できる良書だと思う。フランス語学習者はぜひ読むべき本だと思う。
また、フランス語と比べて日本語はどうなのか。私たち日本人は自国語である日本語について、「言語として」もっと関心を持つべきではないか。そんなことも思ったりしました。