紙の本
妻子を持ってしまった自分への戸惑い
2000/09/02 14:39
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投稿者:じゃい - この投稿者のレビュー一覧を見る
アキレス腱をナイフで切るとすごい音がするらしい。
気が付くと子供が生まれ、幸福な毎日を過ごしてしまっている主人公。
アイスピックで誰かをまた刺したい衝動が日々高まり、
リフレッシュ休暇を使って衝動殺人を計画する。
いざ実行と言うところで意外な展開がつづく。
妻とはまったく違ったタイプの女性と浮気する気持ちを、
思いっきりデフォルメするとこういうことになるんだろうか?
(ストーリーの内容がそうなっているわけではないのだが、
読んでみて思った感想はそんな気持ちだった)
浮気をしたいと思っている人、するか迷っている人、
しちゃってる人(特にイっちゃってるタイプと)、読んでみてください。
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殺人衝動を持つ男と自殺願望を持つ女が出会った話。
いわゆる「普通」から逸脱した精神がゾクゾクさせてくれる。
僕はこゆ心理は共感できるので楽しめました。
フェチっぽい部分を持ってない人は楽しめないかも。
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ピアス自体おっかなくて開けたことのないビビリの自分には、少し縁遠い話だった。ゆえにあまり感情移入もできなかった。近頃流行の自傷行為の原点なのだろうか?痛いのイヤなので、わかんないや。
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龍さん大好きな友達に触発されて
借りて読んでみました。
えっちな描写多いけど、
本当に痛くなりそうなほどグロいけど、
やっぱ、文章の切れ味がいいよなー
龍さんの描くぶっ飛んだ人、あたし好きやね。
もっと昔に龍さんの作品読んだときは
エロさとグロさに途中で挫折したけど、
最近、そろそろ読めるんじゃないかと言う気が。。。
大人になったんかなぁ〜
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読み終えたあとに、「私・・・私は大丈夫か?」と心配になりました。
そのくらい心にズシーンときました。
ストーリーや結末などは決して好きなモノではないけど、
たしかに何かがアタマの中に残る感じ。
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07.5.14 一気に読める。緊迫感がものすごい。やっぱり村上龍は、この感じだ。読み終えたとき、鼓動が速くなってるのがわかった。
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これが村上龍か。一度彼の本を読んでみたいと思って、担任の教師から勧められて読んだ作品。始終緊張感に溢れている。しかもドキドキとかワクワクとかの緊張ではなく、鳥肌の立つ一瞬前、心臓がほんの少しクッ硬くなる、そんな感じの緊張感。それが読んでる間も読み終わった後もずっと続いた。今まで読んだこと無いような作品。
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痛そうな場面を見たり聞いたり読んだりすると体に力が入って気分が悪くなるので、これを最後まで読むのは大変だった。
文章構成はさすがだなと思った。でも、取材をして書いた作品だという事は読んでいる時から感じた。
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親からの虐待によって、アイスピックで人を刺したい願望を、自らの子供に持ってしまった男と、自殺願望を持つ風俗嬢のトラウマに対するお話。
描写のえぐさに時折、ぞくっとすることもあるが、非常に恐ろしくもある一方、何かひきつけられるものがある。
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なんとなく耽美的で谷崎潤一郎っぽい。大正時代なら身体への攻撃の象徴は「刺青」だけど、現代ではやはり「ピアス」なのだろうか。
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殺人衝動を持つ男中心に物語は進む。自らの子供をアイスピックで突き刺そうと思う場面だったり自殺願望を持つ女とホテルの一室で出会い、互いの妄想の中で絡む場面等話も題名も冷たいものを感じる作品
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すごく濃厚。ふたりがちぐはぐに絡み合うのがとても面白い。「限りなく透明に近いブルー」よりも読みやすかった。頭おかしいんじゃないかなって感じるのには変わりないけど。千秋かわいい。これは2011萌えてすみませんリスト入り。
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殺したい人と殺されたい人が出会ったらっていう設定がGood。幼い頃の恐怖体験が人を猟奇的にさせてしまう場合が多いのか。
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読むものが何も無いときは村上龍その2
早く図書館いかなくちゃ
痺れる様な本と出合いたいなあ…
この本の感想を。
何回よんだっけか…
淡々と進んでいくんだけど強引に話に引き込まれてもう戻れないよあっちの世界には、長生きしてね村上龍…といつもこの人の本を読むたびに思う。
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なかなかの傑作。
身体・トラウマ・神経症といったモチーフが時折ユーモアさえも交えながら見事に絡み合っている。
登場人物の視点の変え方もしつこくなりすぎず上手い。
さすが実体験だけあってドラッグで飛ぶときの描写は秀逸だね~。