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ある決意を胸に 知人・国分慎介の結婚披露宴会場へと向かう女性・関口慶子、ある願望と不安を胸に 披露宴会場で佇む 国分慎介の妹・範子、ある公判を前に 仕事仲間ふたりの縁結びを買って出た男性・織口邦男、織口に促されて 仕事仲間・野上裕美と呑みにいくことにしたものの 織口の言動に違和感を覚える青年・佐倉修治。
彼らの運命が複雑に絡み合い、それぞれの罪と罰とが交差するサスペンス小説。
宮部みゆきの作品は当たり外れがあって、自分がこうして本棚に入れてある作品はすべて「当たり」つまり、「面白い」と思う作品。
SFや時代小説より、やはり私は宮部作品にはサスペンスを推したい。
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宮部みゆきにしてはめずらしいノンストップ・ミステリ。
血がドバドバでるところも珍しい展開。
宮部みゆきの書く犯人って残虐であっても
描写はグログロしくないもんね〜。
この「スナーク狩り」はめずらしく、
読んでいて「あ、痛そう〜」と思った(笑)
展開もスピード感あって面白い。
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イスタンブールで会った日本人にもらった。
宮部 みゆきは初めて読んだけどなかなかよかった。
複数の主人公を章を変えながら少しずつ出していって徐々に繋いでゆくってのは最近の小説の流行りなんかな?
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12年ぶりに再読。物語の「締め」が何となく納得がいかないというか、喉に骨が刺さったままのような…そんな感じなので、処分することに。
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織口邦男が勤める釣具店に、関沼慶子は鉛版を買いに来た。不審に思った織口は、彼女が銃を持っていることを知り、ある計画を思い付く。そのためには今晩じゅうに銃を盗まなければならない。が、その晩、彼女は元恋人・国分慎介の結婚式に散弾銃を持って現われた。新郎新婦が雛壇に戻る瞬間を狙って…。スナークとは何か…!?人間の真実を抉る傑作サスペンス。
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それぞれが自分の正義やエゴや都合や予定を遂行するんだけど。
それらを予定調和的に重ねたお話。
ギリシャ悲劇的な物語の王道に沿っているので
小説を読み始めるのに適。
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まいった・・宮部みゆきが、こういう作品を書いているとは・・確かに小説というより映画というイメージ。幾つもの点が一夜で集約されていく。それぞれの人物は、ちゃんと作り上げられているし、展開はスピーディー。やり過ぎ、作り過ぎ、出来すぎと思われる部分も、最近の凶悪犯罪を考えれば事実は小説よりとなるし・・変にめでたしめでたし、正義は勝つの方がしらじらしい。宮部作品の中でも上位に入ります。
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登場人物が揃うところまでは展開もスピーディーで読みやすかった。ラストは「スナーク狩り」という題名と絡めながら(「模倣犯」などと共通する)社会派小説としての主張がさりげなく語られているせいで少々エンターテインメント性が損なわれてしまった感じ。
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宮部デビュー
登場人物が全員人間らしい弱みを持っていたので、だいぶ感情移入した。
女性作家らしい(と言っていいのか)繊細な文章がいくつもあって
ページをめくる手が何度も止まった。
ただ事件の詳細が残虐すぎて、全部もってかれた…
ミステリー要素含まなくても良い作品になる気がする。
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宮部氏の初期作品。
人間の心の深淵を鋭く描いた宮部氏らしい作品。
目が離せない展開に、次々と頁を捲ってしまう。
ただ、最近の作品に比べるとやや完成度は低めかな?と。
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様々な立場の人物が登場する多視点型だけれど、それぞれ印象的で、ひとつひとつが短編になりそうなエピソードなので気が散らずに最後まで読める。
短編集を読んでいるような気がしていたら、後半色んな要素が絡んでいって・・・
簡単に結論をつけてしまわない、最後の描写が好き。
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自分を捨てた憎い男の結婚式へ向かう女。
雛壇に上がる瞬間を狙って、散弾銃で・・・
最後ちょっとやりすぎ。
「スナーク」とは ルイスキャロルの詩の引用という事だが、よくわからん・・・
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長編サスペンス。
まるで映画を観ているようでした。
重いテーマですが、色々な人物やシーンが絡み合ってとてもスリリングで展開の気になる作品になっています。
宮部さんは子供を書くのはとてもお上手ですが、ラストの竹夫は意外なほどに心にぐっときました。
悲しみや悔しさや色々な気持ちが入り混じりましたが、後半けっこう泣いてしまいました。
みんなのそれぞれの思いがとても心に響いて。
私には織口さんを責めることは・・やっぱり出来ないと思います。
東野圭吾さんの「さまよう刃」を思い出しましたが、私はこちらの作品の方が好きですね。
結果としても。
重いテーマですが、とても構成が良くて読後が重過ぎないんです。
これは宮部さんの才能だと思いますね。
*2009'01 読了*
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◆あらすじ◆
織口邦男が勤める釣具店に、関沼慶子は鉛版を買いに来た。
不審に思った織口は、彼女が銃を持っていることを知り、ある計画を思い付く。
そのためには今晩じゅうに銃を盗まなければならない。
が、その晩、彼女は元恋人・国分慎介の結婚式に散弾銃を持って現れた。
新郎新婦が雛壇に戻る瞬間を狙って…。
スナークとは何か…!?
人間の真実を抉る傑作サスペンス。
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読み始めたら、一気に読んでしまいたい一冊です。
どんな人でも、怪物になりうる一瞬が存在し、それが人間なのだと思いました。