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国名シリーズ第一弾。六編入った短編集。
暗号、毒殺、密室、読者への挑戦・・・と色々盛り込まれておりトリックも多彩です。
短編というのも有りますが、後腐れなくスッキリと気軽に読める短編だと思います。
火村センセとアリスのコンビも見ていて面白いです
六編の中では「赤い稲妻」が特に好きかもしれません。
「屋根裏の散歩者」は不気味さが良い。
実は何を隠そうゆずがミステリに嵌る切欠になったのがこの本でして。思い出の一冊でも有ります。
もう何年も昔の話になりますが、本や活字離れしていた私にとって何故この本をとって読もうと思ったのかは忘れてしまいました。
今、推理小説を何十冊も読んだ身で読み返してみて、推理小説として鳥肌が立つような読後感が有ったり、思わず息を呑んだトリックやため息が出るほど感嘆した犯人がいたという訳では有りません。
でも、この本を切欠にミステリ・推理小説というジャンルに興味を持ち本が好きになったのは確かです。
当時の私にとっては衝撃的だったんでしょうね。とても思い入れのある一冊です。
火村センセが大好きだ!と心の底から愛を叫べます(笑
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作家アリス中「国名シリーズ」第一作品集。これ「46番目の密室」「ダリの繭」に続き読みましたが一番面白かった!6短編のトップバッター『動物園の暗号』ラスト一行からほう!と唸ってラスト『八角形の罠』まで一気読み。表題作の“謎”部分にはやっぱり感心しましたが、真相に一番意外性を感じたのは『赤い稲妻』。エグく且つ大胆だなと思いました。『ブラジル蝶』も楽しみだ!
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同じくミステリー作家の綾辻さんが好きで、他の方のミステリーも読んでみようと思って手に取ったのがこちら。
単純に隣に並べられていたからっていうのもあるけど、ミステリー読んだことなかった時から名前は見たことがあって、何となく気になっていたので。
なかなか面白かったです。
短編集になっているので読みごたえもあって。
割と気軽に読めるミステリーって感じで良かった。
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暗号やトリックが満載でおもしろい良作です。
【動物園の暗号】動物園での殺人というシチェーションがおもしろいです。暗号クイズから作者お得意の鉄道ネタが入っていて楽しめました。
【屋根裏の散歩者】暗号が笑えます。犯人逮捕の活劇も楽しいですし、おかしな格好の死体の真相もおもしろかったです。
【赤い稲妻】この事件はものすごく酷い。容赦なく犯人を追い詰めるラストが迫力です。
【ルーンの導き】雑学ネタ。他のロジックも小粒な印象です。
【ロシア紅茶の謎】このトリックは大胆でとても好きです。
【八角形の罠】すっきりとまとまったロジカルな1編でした。
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この本には、作家自身が主人公として登場します。
だけど謎を解くのは、お友達の臨床学者です(笑)
事件のあるとこに有栖川有栖あり!さしずめ、コナンくんの毛利探偵といったところでしょうか?
謎解きが好きな人にはいいかもしれません!
が、トリックが私にはなかなか腑に落ちませんでした。
無理があるやろ〜色々!
まぁ、有栖川さんの作品を読むのは初めてなので他の作品に期待します。
気をとりなおして次行ってみよ〜。
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火村&アリスの国名シリーズ一作目。何度も読み返してます。気軽に読める短編集です。
・動物園の暗号
この暗号は気に入っています。解けるかどうかは別として(苦笑)火村先生のインスピレーションに脱帽です。紙コップでごみ箱にスリーポイントシュートをかます助教授がお茶目(笑)火村&アリスは暗号と格闘し、天下の大阪府警は動物相手に大捕物。森下君お疲れ様でした。ラスト一行のインパクトも凄いです。
・屋根裏の散歩者
被害者になりきって行動しないと絶対に解けないダイイングメッセージ。アリスでなくても「それ……本気か?」と思うことでしょう。火村先生らしからぬ行儀の悪い捜査方法が見られます(笑)作中で出てきた乱歩の小説も読んでみたいです。
・赤い稲妻
冷たい雨の中の惨劇。目撃者がいたことによって謎が深まる密室ものです。この事件の犯人はかなり酷い。
・ルーンの導き
アリスへのネタ提供、もとい、火村先生の回想録。助教授のお部屋はたいそうなちらかりようみたいですが、私の部屋も負けてません(笑)鍵になるのはルーン文字の書かれた石。でも謎解きにルーンの知識はいりませんのでご安心を。
・ロシア紅茶の謎
表題作。ロシア紅茶……飲んでみたい。火村助教授はJ―POPがあまり好きではないようです。このトリックは両刃の剣ですね。それほど犯人の想いが強かったんでしょうか。ラストの火村先生のセリフは……キザ過ぎです(笑)
・八角形の罠
作家アリス生涯最大のイベントです(笑)舞台用の脚本をノベライズしたもの。お芝居で見てみたかったです。これは『読者への挑戦』付き。貴方には解けるでしょうか。私はさっぱりでした(苦笑)
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表題作以外に『動物園の暗号』、『屋根裏の散歩者』、『赤い稲妻』、『ルーンの導き』、『ロシア紅茶の謎』、『八角形の罠』を含め計6編収録。解説は近藤史恵さん!!
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国名シリーズ1作目。 火村、作家アリス。 短編集。
6篇の短編集。どれも面白いが、表題作の「ロシア紅茶の謎」が一番好きやなー。 「私は忘れないよ。君が命を賭けた最後のキスを。」気障だ、火村。こっちが照れる。 でも、大好き。
いつも思うが、有栖川先生はホントロマンチストやね。
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火村シリーズ第二弾。静謐で上品な文章とトリックを堪能した。このシリーズ、アリスと火村の掛け合いが素敵。また読みたい!すぐ読みたい!
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作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯に犯罪臨床学者・火村英夫とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む!
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読みやすい短編集。トリックはすぐわかりそうなものも、専門的すぎてわかったあともぴんとこないものもある。正統派の探偵もの。
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表題作を含む短編集。
読みやすくて一つにつき50ページくらいなのですらすらと読めてしまう。
某ラノベのあとがきによると続き物だと起承転結が何倍にもなるから大変らしいんだけど、そこはやっぱり作家としての実力の違いだろうと思ってみる。
個人的には表題作が一番面白かった。
この本は分かりそうでわからないのが多い。
なんだか悔しい。
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作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む(amazonより抜粋)
初めての有栖川さんの本でした。
短編集です。
んー・・・短編集から入ったのが悪かったのかな。
あまり面白いと感じることが出来ませんでした。
無難・・という言葉が合うような一冊です。
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初めて有栖川有栖の本を手に取りました。国名シリーズと記載されていたので、海外が舞台の事件なのだとばかり思っていたのですが違うんですね。計6編を収録した短編集だったので1冊で6つのトリックを楽しむことができました。
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論理的で、確かにちゃんとミステリなんだけど、中身がないように感じてしまいました。あえて言うなら、登場人物がうそ臭いのかな(ファンの方、ごめんなさい)。あまり好みではなかったです。