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紙の本
複雑系としての経済とは?
2001/03/31 18:44
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投稿者:remi - この投稿者のレビュー一覧を見る
知識社会とか、ソフト化などとあいまいな現代経済社会。そのような新しい時代においては、古い経済学はもはや通用しなくなっているような観を受けます。そのような問題意識のもと、「複雑系」の考え方を経済学の議論に導入しようという動きがあるようです。塩沢由典さんの『複雑系経済学入門』という本は、入門書として非常に優れた本であると思います。
本書は、それとはやや異なった観点から、複雑系として経済現象を捉えようという野心的な本です。とりわけ、認知科学の知見を経済学に導入しようという著者の試みには驚かされるとともに、納得させられてしまいます。
複雑系として経済をとらえることで、これまでの経済学が想定してきた人間像、経済、消費、生産をどのように新しい観点から切ることができるのか、本書からは新しい経済学の萌芽を感じることができるように思います。
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