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ほのぼのしててテンポよいです。是非実写化してほしい。シュンペイ→大倉孝ニ、イッカク→田口浩正、ヨーノスケ→えなりかずき、なんてキャスティングは如何でしょう?(ちょっと無理があるかなぁ…)
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牛丼屋でバイトをする大学生シュンペイの同居人ヨーノスケは〈超能力〉の持ち主で、次々と不思議な事件解決の依頼が舞い込むのだが。心地よい展開のユーモアに満ちたミステリー
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しまりのないユルユルした雰囲気がすごい好き。
主要3人のことごとく期待を裏切るダメっぷり――にすら至らないどうでもいいような感じもとても好き。
気負わず楽しむには最適。
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推理は外れ、なけなしの超能力も渦中には発揮されず、事件の真相解明にほとんど貢献出来てないのに、そこが面白くて新鮮だった。面白かった。
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(収録作品)ふえたネズミは風呂桶かじり/哀れな猫の大量虐殺/品切れ三味線増産体制/あんま志願が数千人/目の見えぬ人ばかりふえたなら/風が吹いたらほこりが舞って/とどのつまりは桶屋がもうか
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再読。そのつもりはなかったけど、読み出したらすぐ思い出した。とはいえ、例によって内容は全然覚えてなかったけど。最初は読むのやめようかと思ったけど、面白そうだから読んだ。連作短編集。倉庫に住む男3人。牛丼屋で働くシュンペイと理屈屋の一角(いっかく)、超能力が使えるヨーノスケ。イッカクの推理というか、屁理屈というかが悉く外れるのが面白い。でも、もうちょっと違う展開で進んでもいいんじゃないかと思う。
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《超能力者が事件の真相を解き明かしている横で繰り広げられる、ロジカル(?)な名推理と更に意外な真実≫で構成される一風変わった連作ミステリー小説(?)。↑長ったらしい紹介文だが、本当。ゆったりと愉しめる一冊です。
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1編1編は小粒でありながら、抜群の安定感を誇るのが井上夢人の井上夢人たる所以。この愛すべきワンパターンは素晴らしい。
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ゆるゆる超能力と当らない推理で事件に取り組む連作の短編集。
展開は完全にパターン化、文章は使いまわし、同じ話が6話ほど。
飽きるを通り越して、もう落ち着くレベルの短編集である。
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目次
風が吹いたらほこりが舞って
目の見えぬ人ばかりふえたなら
あんま志願が数千人
品切れ三味線増産体制
哀れな猫の大量虐殺
ふえたネズミは風呂桶かじり
とどのつまりは桶屋がもうかる
行方不明の彼氏の調査依頼…旅行中だった。約束の日の勘違い(閉じ込められていると推理するもハズレ)
叔父の最期の言葉…堀田(ポッター)の聴き間違いだった(幻の音源を隠していたのではと推理するもハズレ)
トイレから霊の声が聴こえる…盗聴器が隠れていた(宝くじの隠し場所のヒントと読むもハズレ)
子供がもらった人形…迷子センターで配るものだった(誘拐を疑うがハズレ)
寄木細工の中身…彼が帰るまでの預かり物で指輪だった(今回は推理もいいセンまでいき、超能力もタイミングよくでる結果)
ポルターガイスト…職場の同僚のイタズラだった(自衛隊の伝達行為と予想)
同居人の自殺を心配…気晴らしに出ただけだった(焼身自殺を予想)
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題名と内容が実はマッチしていて、笑った! 「風が吹いたら桶屋が儲かる」の意味を知らない人は、ぜひ調べてみましょう。そういうお話であり、そこからの裏切りが楽しい。
あらすじ:
超能力改め低能力を持つ男・ヨーノスケと、蒸しパンみたいな顔をした理屈屋・イッカクと一緒に暮らす牛丼屋の男。彼のもとにはどこから漏れたのか、友人の超能力を頼ってさまざまな依頼が舞い込む。しかし超能力なんて借りなくても、ペンを動かしたければ手を使う方が簡単だろうに……。
う、超能力者の話かあ、苦手かも、と少し思ったけれどなんてことはない。全く役に立たない超能力なんだから。いや、確かに手を使わずにモノを動かしたり、タイピングが出来る本物の超能力者なんだけど、顔を真っ赤にして何時間もかけてそんなことするより、超能力なんて使わずに手でものを動かせば者の数秒でしょう。だからこその低能力。つまり超能力は解決の糸口にならないんだから、普通のミステリとは変わりなく。いや、むしろこの超能力と言う設定と、理屈屋の推理を入れることで、ミステリを皮肉ってるところが、また味わいがあるというか。作者、遊んでる。
展開はお決まりで、牛丼屋に依頼人(それも可愛い女の子)がやってきて、そして彼らが住む倉庫を改装した場所へ連れて行く。超能力で解決を試みるが、何しろ時間がかかる。そこで理屈屋がしゃしゃり出て、理屈で依頼を解決しようとするのだが……。
理屈屋の作りだす推理=「風が吹いたら…」のたとえだって気付いた時には笑った笑った。なるほど、井上夢人はだからこんなタイトルにしたんだ。理屈屋が読んでいた本を投げ捨てるシーンが何とも印象的だ。そして「本格推理小説」への皮肉が効いていて楽しい。
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三人組の鯨風ショート
おもしろい。題材が寒いんだが、三人組のやり取りが楽しい。ワンバターンのショートショートなんだが、それがとても楽しいから飽きない。
ホントにこの作者さんは、いろんなことにトライするんだなぁとひたすら感心!! このパターン好きだけど、もう無いみたいだな。
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岡嶋二人が好きでそこから井上さんへ。昔読んだ本の再読だけど、とにかく出てくる人たちがほとんど『よい人』で読んでてちっとも嫌な気分にならない本。各短編に出てくる依頼人の女性たちのように、素直に超能力ならぬ低能力をすごいと認められる気持ちのよさがほしいなぁ。
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突然だけどタイトルと内容は全く関係ない。と思う。
とにかく1つのパターン化してストーリーは進んでいく。
イッカクの自由すぎる論理の謎ときと、ヨーノスケの役に立たないけどどこかほのぼのさせる超能力と、ツッコミを入れるシュンペイ。
3人のバランスが絶妙で、おもしろく読めた。