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紙の本
自分の気持ちを認めてしまうことが怖くて。
2001/07/05 15:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作は事件性メインの話しだったけれど、今回のは、深く二人の関係を考えさせるような出来事がメインで、恋愛モノ、としてボーイズラブを楽しみたい私には、こちらの方がとてもよかったです。
いつまでも永遠に続く恋愛感情なんて信じられない津森に、最初こそ今日と明日だけの絶対の愛を誓う、ということでうまくいくかのように思えた高城が、その現状に疑問を抱いていく。このままでいいのか。これからどうすればいいのか。
そんな中、突然の津森の異変に高城は動揺してしまう。それでなくてもコミュニケーションがうまく取れる相手ではないのに、何も言わずに背を向けてしまう津森に、何が悪かったのか、どうしてあげればいいのか、思いつくことが出来ない高城。
頼って欲しいのに頼ってもらえない自分が不甲斐なくて仕方ない高城の健気さも、また、津森の不器用さもせつなく、津森が思いつめて身動きが取れなくなっているとき、井沢にその気持ちの正体を言い当てられるシーンでは久々に泣いてしまいました。
男同士の腹を割った会話に津森の井沢への信頼度が伺えたし、高城が井沢に頼ったことを知らされ、津森の複雑さが感じられたし、井沢に言い当てられた、津森自身信じられないような、自分の大切な気持ちには、認めるのが怖いような、大事な気持ちに困惑する気持ちが痛いほど伝わってきた。
そんな中、紆余曲折を経て、ラスト、なかなか豪快で意外なシーンを持って来られて驚きと共に爽快で、そして甘々な気分が味わえました。
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